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○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆7 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆6
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-10-15
の続きです。
「 短焦点反射 」☆★ の流行。
その一番最初は、1969年頃から・・
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
アマチュア天文愛好者の多くが成人となった、1977年。※1
短焦点反射による、星雲星団・彗星撮像が、メジャー化
を開始します。
当時、短焦点反射の(半)自動ガイドを可能にした
小型赤道儀の開発は、タカハシが一番進んでいました。
TS式 6.5cm屈折赤道儀P型
この名機が、マッチプレート対応になったのは、1977年秋。
翌 1978年には、90S 赤道儀も発売されます。
一般アマチュアは、これら市販赤道儀+自作ミラー鏡筒
(半)自動ガイドで直焦点写真に挑んでいました。
1977年
雑誌においても、天文ガイド本誌2~4月号
星野次郎氏による、短焦点反射の設計 etc の連載は
多くの新進 ATMer にとって、貴重な情報となりました。
(1977年当時、メーカー製の小口径・短焦点ニュートン
は無く、自作する必要がありました ※2)
短焦点反射の製作、及び直焦点撮像において、
口径・F値 → 視野角、コマ収差+湾曲収差量
極限等級の計算式 +一覧表 etc
貴重なデータが満載で、当時の自作者にとって
本当にすばらしい記事でした。
3ヶ月連続の記事中には、沢山の天体観測所+撮影者の
機材等も紹介されていました。
・星野次郎 氏(29㎝)
・小島信久 氏(31㎝)
・古田俊正 氏(31㎝)
・小石川正弘氏(20㎝)
・土屋清 氏(20㎝)
etc
当時の天文少年にとって、夢のような機材。
ミラーから鏡筒本体、赤道儀、駆動システム etc
大部分が自作でした。
1977年は、コダック103aE 等の天体写真用フィルムが
メジャーになった年でもあり「 相反則不軌 」が流行?
した年でもありました。
※1 (参考)
○ アマチュア天文宇宙界、2030年 問題? ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-09-17
※2
小口径・短焦点ニュートン
1978年、ミザールより、10㎝F6モデルが発売。
その後、ビクセン、タカハシ etc が追従しました。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
☆ はじめちゃん@望遠鏡工房 twi ★
https://twitter.com/hajimechan0001
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-10-15
の続きです。
「 短焦点反射 」☆★ の流行。
その一番最初は、1969年頃から・・
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
アマチュア天文愛好者の多くが成人となった、1977年。※1
短焦点反射による、星雲星団・彗星撮像が、メジャー化
を開始します。
当時、短焦点反射の(半)自動ガイドを可能にした
小型赤道儀の開発は、タカハシが一番進んでいました。
TS式 6.5cm屈折赤道儀P型
この名機が、マッチプレート対応になったのは、1977年秋。
翌 1978年には、90S 赤道儀も発売されます。
一般アマチュアは、これら市販赤道儀+自作ミラー鏡筒
(半)自動ガイドで直焦点写真に挑んでいました。
1977年
雑誌においても、天文ガイド本誌2~4月号
星野次郎氏による、短焦点反射の設計 etc の連載は
多くの新進 ATMer にとって、貴重な情報となりました。
(1977年当時、メーカー製の小口径・短焦点ニュートン
は無く、自作する必要がありました ※2)
短焦点反射の製作、及び直焦点撮像において、
口径・F値 → 視野角、コマ収差+湾曲収差量
極限等級の計算式 +一覧表 etc
貴重なデータが満載で、当時の自作者にとって
本当にすばらしい記事でした。
3ヶ月連続の記事中には、沢山の天体観測所+撮影者の
機材等も紹介されていました。
・星野次郎 氏(29㎝)
・小島信久 氏(31㎝)
・古田俊正 氏(31㎝)
・小石川正弘氏(20㎝)
・土屋清 氏(20㎝)
etc
当時の天文少年にとって、夢のような機材。
ミラーから鏡筒本体、赤道儀、駆動システム etc
大部分が自作でした。
1977年は、コダック103aE 等の天体写真用フィルムが
メジャーになった年でもあり「 相反則不軌 」が流行?
した年でもありました。
※1 (参考)
○ アマチュア天文宇宙界、2030年 問題? ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-09-17
※2
小口径・短焦点ニュートン
1978年、ミザールより、10㎝F6モデルが発売。
その後、ビクセン、タカハシ etc が追従しました。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
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○ 日本国内・星雲星団カタログ探索 ☆2 [電子観望観測(星雲星団彗星)]
○ 日本国内・星雲星団カタログ探索 ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2024-01-26
・・の続きです。
日本において、アマチュア天文家による「 新彗星大国 」
の始まりとなった1960年代以降、関氏、多胡氏 etc による
更に詳細な、新しい星雲星団カタログが発表されました。
彗星と紛らわしい、微光の星雲星団等、300個以上のカタログ
は第1級の資料です。
1976年発行、「彗星の観測ガイド」(地人書館) ※1
多胡氏による、星雲団カタログが掲載されています。
多胡カタログ 1976
372個の星雲星団等
約半数が、系外銀河です。
ほぼ全てのメシエ天体+NGC天体で、約 95%
名前の無い小さな散開星団等、約 5%
最小等級、約 11等級
15cm反射・コメットシーカー等で確認出来る対象です。
先の関カタログと比較して、口径の大きい分
微光の銀河等の収録数が増加しています。
1976年以降も、多胡カタログは補充され、500個超 ※2
のカタログとなった様子です。
11等級クラスの星雲状天体は、ほぼ網羅されている
感触です。
※1
「彗星の観測ガイド」(地人書館)
1970年代、世界一の彗星大国を支えた、
超ベテラン彗星観測者・捜索者が多数執筆された、
極めて貴重な書籍です。
関勉氏、多胡昭彦氏、長谷川一郎氏、etc
10人を超えるレジェントによる、第1級の資料
となっています。
※2
多胡カタログ・増補版
(参考)
https://www.ne.jp/asahi/nakaegaw/piz/tc/tc-sheet.html
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
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https://twitter.com/hajimechan0001
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2024-01-26
・・の続きです。
日本において、アマチュア天文家による「 新彗星大国 」
の始まりとなった1960年代以降、関氏、多胡氏 etc による
更に詳細な、新しい星雲星団カタログが発表されました。
彗星と紛らわしい、微光の星雲星団等、300個以上のカタログ
は第1級の資料です。
1976年発行、「彗星の観測ガイド」(地人書館) ※1
多胡氏による、星雲団カタログが掲載されています。
多胡カタログ 1976
372個の星雲星団等
約半数が、系外銀河です。
ほぼ全てのメシエ天体+NGC天体で、約 95%
名前の無い小さな散開星団等、約 5%
最小等級、約 11等級
15cm反射・コメットシーカー等で確認出来る対象です。
先の関カタログと比較して、口径の大きい分
微光の銀河等の収録数が増加しています。
1976年以降も、多胡カタログは補充され、500個超 ※2
のカタログとなった様子です。
11等級クラスの星雲状天体は、ほぼ網羅されている
感触です。
※1
「彗星の観測ガイド」(地人書館)
1970年代、世界一の彗星大国を支えた、
超ベテラン彗星観測者・捜索者が多数執筆された、
極めて貴重な書籍です。
関勉氏、多胡昭彦氏、長谷川一郎氏、etc
10人を超えるレジェントによる、第1級の資料
となっています。
※2
多胡カタログ・増補版
(参考)
https://www.ne.jp/asahi/nakaegaw/piz/tc/tc-sheet.html
続く・・ (`・ω・´)
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○ 日本国内・星雲星団カタログ探索 ☆1 [電子観望観測(星雲星団彗星)]
星雲星団カタログ~ メシエカタログが一番有名です。
1770~1780年代に編纂された110個の星雲星団、
8㎝クラスの小口径で眼視可能であり、入門者にとって
とても便利なカタログです。
メシエカタログ
当初の目的は、本人の彗星捜索等でしたが、その後20~
21世紀においては、広く観望リスト等として活躍しています。
日本においては、アマチュア天文家による「 新彗星大国 」
の始まりとなった1960年代以降、関氏、多胡氏 etc による
更に詳細な、新しい星雲星団カタログが発表されました。
彗星と紛らわしい、微光の星雲星団等、300個以上のカタログ
は第1級の資料です。
「 星雲星団マスター 」中野繁氏の観測リスト
短焦点反射の移動撮像の始祖、古田氏の撮像リスト etc も、
素晴らしいものです。
星雲星団・撮像マニアにとっても、これらのカタログ等は
対象選択時において、大きな指針となります。
彗星捜索者として、世界的レジェントの関勉氏。
著作は極めて多く、自費手版を含めで、数10冊以上。
一般には、「未知の星を求めて」が有名ですが・・
彗星捜索者・観測者にとって、バイブル的書籍は、
誠文堂新光社、ガイドブック・シリーズの内の1つである
彗星ガイドブック。1976年初版。
彗星捜索の実戦的なノウハウ等、様々な情報が満載ですが
中でも特筆すべき資料は、「 関カタログ 」でしょう。
メシエカタログと同様に、彗星捜索者にとって極めて重要な
星雲星団カタログとなっています。
関カタログ( seki catalogue )1976
312個の星雲星団等
約半数が、系外銀河です。
ほぼ全てのメシエ天体+NGC天体で、約 95%
名前の無い小さな散開星団等、約 5%
最小等級、約 11等級
15cm反射・コメットシーカー等で確認出来る対象です。
(参考資料)
関勉氏・オフィシャル
http://www.sekitsutomu.com/archives/35121547.html
続く・・ (`・ω・´)
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1770~1780年代に編纂された110個の星雲星団、
8㎝クラスの小口径で眼視可能であり、入門者にとって
とても便利なカタログです。
メシエカタログ
当初の目的は、本人の彗星捜索等でしたが、その後20~
21世紀においては、広く観望リスト等として活躍しています。
日本においては、アマチュア天文家による「 新彗星大国 」
の始まりとなった1960年代以降、関氏、多胡氏 etc による
更に詳細な、新しい星雲星団カタログが発表されました。
彗星と紛らわしい、微光の星雲星団等、300個以上のカタログ
は第1級の資料です。
「 星雲星団マスター 」中野繁氏の観測リスト
短焦点反射の移動撮像の始祖、古田氏の撮像リスト etc も、
素晴らしいものです。
星雲星団・撮像マニアにとっても、これらのカタログ等は
対象選択時において、大きな指針となります。
彗星捜索者として、世界的レジェントの関勉氏。
著作は極めて多く、自費手版を含めで、数10冊以上。
一般には、「未知の星を求めて」が有名ですが・・
彗星捜索者・観測者にとって、バイブル的書籍は、
誠文堂新光社、ガイドブック・シリーズの内の1つである
彗星ガイドブック。1976年初版。
彗星捜索の実戦的なノウハウ等、様々な情報が満載ですが
中でも特筆すべき資料は、「 関カタログ 」でしょう。
メシエカタログと同様に、彗星捜索者にとって極めて重要な
星雲星団カタログとなっています。
関カタログ( seki catalogue )1976
312個の星雲星団等
約半数が、系外銀河です。
ほぼ全てのメシエ天体+NGC天体で、約 95%
名前の無い小さな散開星団等、約 5%
最小等級、約 11等級
15cm反射・コメットシーカー等で確認出来る対象です。
(参考資料)
関勉氏・オフィシャル
http://www.sekitsutomu.com/archives/35121547.html
続く・・ (`・ω・´)
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○ 佐賀県立・宇宙科学館、天文祭 2023 ☆1 [星祭り・イベント等]
伝統の星まつり・・
佐賀県立・宇宙科学館(ゆめぎんが)、第15回 天文祭 2023 ☆★
11月18日(土)開催されました。
https://www.yumeginga.jp/330_observatory/observatory_starfes20231118.html
協力:
「スターパーティ in 白木峰 」実行委員会
八女星野・星の文化館天文クラブ ティコ etc
記念すべき、第1回・天文祭 2009 から、15回連続開催です!
今年も、かなり怪しい天気予報でしたが・・
天気に恵まれて、月、土星+木星、
星団星団、重星 etc が美しく眺められました。
気流(seeing)5-6/10 前後。
気温は低め、山沿いは初雪 ><
場所は、第二駐車場 (科学館正面) での開催。
(路面が安定しており、好評でした)
約 20台の、特製の望遠鏡等が沢山並び、壮観でした。
一般望遠鏡
タカハシ FSQ-85
タカハシ FC-100
タカハシ μ-210
笠井、NINJA-400
Celestron -C11
EV-scope 110mm
etc
その他、自作望遠鏡
沢山の望遠鏡、双眼鏡等が揃い、一般からマニア迄、参加者全員
で楽しめるような、豪華布陣でした。
ここ数年、星祭り電子化ムーブメントに関し、いろいろ議論も
ありましたが・・
今年は、最新式の電子観望+伝統的な眼視観望のコラボレーション
が上手く機能し、ギャラリーからも好評だった模様です。※1
小口径・アポクロマートの活躍も見られました。
特に、タカハシFSQ-85+エクステンダー+古典的アイピース。
スペシャル・ラムスデン等、比類なきシャープネスで、こちらも
眼の肥えたベテラン観測者を唸らせる結像でした。
新発売の、タカハシ TPL アイピースも好評?でした。
また、話題の顕微鏡用アイピース。
ニコン 12.5 mm は、シャープネス+像面フラット性能が卓越
しており、美しい視野でした。
また、短焦点ニュートン+バローレンズ+古典的アイピース
の結像も、かなり良好な事が判別しました。
超広角アイピースからの回帰が、新しいムーブメントになるかも
知れません・・( 来年以降はどうなる? )
※1
伝統的な眼視スタイルの方が、ナマの臨場感が
あるとの感想もありました。
来年は、臨場感のある電子観望がテーマとなりそう?
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
☆ はじめちゃん@望遠鏡工房 twi ★
https://twitter.com/hajimechan0001
〇 九州・大観望会(星宴)2023 ☆2 [星祭り・イベント等]
11月1日、16時~
天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic
福岡県八女市星野村、星の文化館(天文台)星の広場
https://www.hoshinofurusato.jp/information/archives/530
天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数100人超。
同会場では、久しぶりの3回目の開催です。
○ 話題の電子観望、会場各所でパワーUP
星宴(九州大観望会)2019
では、電子観望ツール使用は、hajimechan を含めて
僅かなマニアのみでしたが・・
2021年から、急激にユーザーが増加。
CMOS素子サイズも、一気にM43~APS-Cサイズと、
ラージフォーマット +高性能化が著しい状況でした。
電子観望用の架台は、Sky Watcher 経緯台使用が多く、
口径・6~10㎝ 前後の小中口径を使用したシステム
中心でしたが・・
2023年、とうとうビックバンを起こした様なパワーUP!
上写真の様な、大口径アポクロマート(15㎝)+ 複数モニター
架台も、中大型赤道儀での精密2軸オートガイド etc
その他、プラネタリウムソフト等を使用した、マルチ画像演出 etc
一気に、エンターメントのレベルとなりました。
モニターの解像度(4K対応?)
彩度共に向上し、情報量自体が益々増加しつつあります。
○ タカハシ TOA-130、FC-100DZ etc 最高機種!
良好な透明度・気流(seeing7+)に恵まれ、
様々な口径の高性能鏡筒を見る機会に恵まれました。
対象は、月・木星土星・近接重星等
口径.40~150 mm、アポクロマート等
口径.80~400 mm、ニュートン反射等
合計、約 20本
テスト倍率は、200~400倍、
かなりの高倍率領域です。
○ FC-100DZ ( ゼロ機 ※1)
TOE-4.0 mm → 200x
TOE-3.3 mm → 242x
TOE-2.5 mm → 320x
200x
余裕がある倍率域
242x
土星
→ 明るさはそれ程落ちず、カシニも極めてシャープで明瞭
木星
→ 中央縞の擾乱(フェストーン)も明瞭
320x
月面(月齢18)
→ 充分な明るさで、コントラストはかなり高い。
微小クレーター等の検出能力も。
近接重星(ことε)
→ ジフラクションリングは明瞭、2星の間隔が広く感じる。
242~320倍
明るさは控えめながら、極めてシャープ & しっとりとした質感。
集中すると、どこまでも見えてくる感触。
-
クランプに余裕で手に届く利便性。
アポクロマート・マニア評価は、ナンバーワン! ☆★
なお、TOE アイピースは従来型アイピースと比較し、
シャープネス+視野の均一性が高く、極めて良好な見え味。
※1
今回のデモ鏡筒
FC-100DZ、刻印なしの特別鏡筒?(通称・ゼロ機)
(参考) 2019 テスト記事
○ 九州大観望会 ☆ 4(タカハシ特集 etc)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2019-10-12
続く・・ (`・ω・´)
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天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催
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福岡県八女市星野村、星の文化館(天文台)星の広場
https://www.hoshinofurusato.jp/information/archives/530
天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数100人超。
同会場では、久しぶりの3回目の開催です。
○ 話題の電子観望、会場各所でパワーUP
星宴(九州大観望会)2019
では、電子観望ツール使用は、hajimechan を含めて
僅かなマニアのみでしたが・・
2021年から、急激にユーザーが増加。
CMOS素子サイズも、一気にM43~APS-Cサイズと、
ラージフォーマット +高性能化が著しい状況でした。
電子観望用の架台は、Sky Watcher 経緯台使用が多く、
口径・6~10㎝ 前後の小中口径を使用したシステム
中心でしたが・・
2023年、とうとうビックバンを起こした様なパワーUP!
上写真の様な、大口径アポクロマート(15㎝)+ 複数モニター
架台も、中大型赤道儀での精密2軸オートガイド etc
その他、プラネタリウムソフト等を使用した、マルチ画像演出 etc
一気に、エンターメントのレベルとなりました。
モニターの解像度(4K対応?)
彩度共に向上し、情報量自体が益々増加しつつあります。
○ タカハシ TOA-130、FC-100DZ etc 最高機種!
良好な透明度・気流(seeing7+)に恵まれ、
様々な口径の高性能鏡筒を見る機会に恵まれました。
対象は、月・木星土星・近接重星等
口径.40~150 mm、アポクロマート等
口径.80~400 mm、ニュートン反射等
合計、約 20本
テスト倍率は、200~400倍、
かなりの高倍率領域です。
○ FC-100DZ ( ゼロ機 ※1)
TOE-4.0 mm → 200x
TOE-3.3 mm → 242x
TOE-2.5 mm → 320x
200x
余裕がある倍率域
242x
土星
→ 明るさはそれ程落ちず、カシニも極めてシャープで明瞭
木星
→ 中央縞の擾乱(フェストーン)も明瞭
320x
月面(月齢18)
→ 充分な明るさで、コントラストはかなり高い。
微小クレーター等の検出能力も。
近接重星(ことε)
→ ジフラクションリングは明瞭、2星の間隔が広く感じる。
242~320倍
明るさは控えめながら、極めてシャープ & しっとりとした質感。
集中すると、どこまでも見えてくる感触。
-
クランプに余裕で手に届く利便性。
アポクロマート・マニア評価は、ナンバーワン! ☆★
なお、TOE アイピースは従来型アイピースと比較し、
シャープネス+視野の均一性が高く、極めて良好な見え味。
※1
今回のデモ鏡筒
FC-100DZ、刻印なしの特別鏡筒?(通称・ゼロ機)
(参考) 2019 テスト記事
○ 九州大観望会 ☆ 4(タカハシ特集 etc)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2019-10-12
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〇 九州・大観望会(星宴)2023 ☆1 [星祭り・イベント等]
11月1日、16時~
天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic
福岡県八女市星野村、星の文化館(天文台)星の広場
https://www.hoshinofurusato.jp/information/archives/530
天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数100人超。
同会場では、久しぶりの3回目の開催です。
会場は、福岡県八女市東部、広大な森林・高原の中にある、
美しい星空の天文台、温泉、キャンプ+、の複合施設です。
(天文台はツインドーム、口径 100/65 cm)
星空のレベルは高く、SQM平均値、21.0前後(極値、21.4 前後)
☆ 光害マップ (lightpollutionmap)
https://www.lightpollutionmap.info/#zoom=13.57&lat=33.2441&lon=130.7611&state=eyJiYXNlbWFwIjoiTGF5ZXJCaW5nUm9hZCIsIm92ZXJsYXkiOiJ3YV8yMDE1Iiwib3ZlcmxheWNvbG9yIjpmYWxzZSwib3ZlcmxheW9wYWNpdHkiOjYwLCJmZWF0dXJlc29wYWNpdHkiOjg1fQ==
メーカー等のブースも盛況でした。
・タカハシ
・ビクセン
etc
夜は、実機(望遠鏡等)のデモもあり、最高機種 (TOA-130、FC-100DZ etc)
の性能を体験出来ました。
今回は、新型コロナも落ち着き、
九州北部(福岡・佐賀長崎大分熊本)を中心に、日本各地から
コアな天文ファンが集まりました。
一番遠くの参加者は、関東から何と新幹線で!
望遠鏡(鏡筒)数、約 50台
・話題の電子観望、会場各所でパワーUP
・大口径ドブソニアン、健在(MAX・40 ㎝!)
・タカハシ TOA-130、FC-100DZ etc 最高機種!
天文マニアも、垂涎の大布陣でした。
メーカーブースの目玉は、やはり「 タカハシ 」
最高機種 (TOA-130 ) の性能は素晴らしく、
至高のシャープネス・コントラストを発輝していました。
木星、土星、月面等、濃淡のグラデーションが素晴らしく、
極めて滑らかで鮮やかな色味は、他の追従を許さないレベルです。
その他、13~15㎝クラス大口径アポクロマート鏡筒
(TMB、ZWO etc) が、多数展示されていました。
一方、10㎝クラスの高級アポクロマート(タカハシ FC-100DZ)
も、大口径に見劣りしないシャープネスの尖鋭像を見せていました。
新・カタログも沢山用意されていました。
(参考)
〇 九州・大観望会(星宴)特設サイト
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic
https://twitter.com/Tomita_Seien
〇 九州・大観望会 2022
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/archive/202210-1
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
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天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic
福岡県八女市星野村、星の文化館(天文台)星の広場
https://www.hoshinofurusato.jp/information/archives/530
天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数100人超。
同会場では、久しぶりの3回目の開催です。
会場は、福岡県八女市東部、広大な森林・高原の中にある、
美しい星空の天文台、温泉、キャンプ+、の複合施設です。
(天文台はツインドーム、口径 100/65 cm)
星空のレベルは高く、SQM平均値、21.0前後(極値、21.4 前後)
☆ 光害マップ (lightpollutionmap)
https://www.lightpollutionmap.info/#zoom=13.57&lat=33.2441&lon=130.7611&state=eyJiYXNlbWFwIjoiTGF5ZXJCaW5nUm9hZCIsIm92ZXJsYXkiOiJ3YV8yMDE1Iiwib3ZlcmxheWNvbG9yIjpmYWxzZSwib3ZlcmxheW9wYWNpdHkiOjYwLCJmZWF0dXJlc29wYWNpdHkiOjg1fQ==
メーカー等のブースも盛況でした。
・タカハシ
・ビクセン
etc
夜は、実機(望遠鏡等)のデモもあり、最高機種 (TOA-130、FC-100DZ etc)
の性能を体験出来ました。
今回は、新型コロナも落ち着き、
九州北部(福岡・佐賀長崎大分熊本)を中心に、日本各地から
コアな天文ファンが集まりました。
一番遠くの参加者は、関東から何と新幹線で!
望遠鏡(鏡筒)数、約 50台
・話題の電子観望、会場各所でパワーUP
・大口径ドブソニアン、健在(MAX・40 ㎝!)
・タカハシ TOA-130、FC-100DZ etc 最高機種!
天文マニアも、垂涎の大布陣でした。
メーカーブースの目玉は、やはり「 タカハシ 」
最高機種 (TOA-130 ) の性能は素晴らしく、
至高のシャープネス・コントラストを発輝していました。
木星、土星、月面等、濃淡のグラデーションが素晴らしく、
極めて滑らかで鮮やかな色味は、他の追従を許さないレベルです。
その他、13~15㎝クラス大口径アポクロマート鏡筒
(TMB、ZWO etc) が、多数展示されていました。
一方、10㎝クラスの高級アポクロマート(タカハシ FC-100DZ)
も、大口径に見劣りしないシャープネスの尖鋭像を見せていました。
新・カタログも沢山用意されていました。
(参考)
〇 九州・大観望会(星宴)特設サイト
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic
https://twitter.com/Tomita_Seien
〇 九州・大観望会 2022
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/archive/202210-1
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
☆ はじめちゃん@望遠鏡工房 twi ★
https://twitter.com/hajimechan0001
○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆6 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆5
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-08-11
の続きです。
「 短焦点反射 」☆★ の流行。
その一番最初は、1969年頃から・・
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
1970年~1972、古田俊正氏
13㎝(F 5.8)短焦点反射、+冷却カメラで
更に高い解像の星雲星団等の撮像を成功させます。
アマチュア星野写真カテゴリーでは、今まで見た事の無い
ハイ・クオリティでした。最微星は、16等級前後。
当時、30㎝クラス以上の天文台で撮影されていたレベルと、
同等以上の極限等級・解像度を、露光時間10分前後の
撮像で捉えていました。
1972年発行 天文ガイド別冊「 星雲星団 写真集 」
・・は、その集大成的、超クオリティ写真が満載でした。
一方、当時の普通のアマチュア天文少年にとって
1972年時点の、これらハイアマチュアの撮像技術は、
半ば雲の上の存在でした。
一般アマチュアレベルの上限は、200mm前後の
カメラ望遠レンズによるものでした。
5年後・・
アマチュア天文愛好者の多くが成人した、1977年。※1
短焦点反射による、星雲星団・彗星撮像が、メジャー化
を開始します。
当時、短焦点反射の(半)自動ガイドを可能にした
小型赤道儀の開発は、タカハシが一番進んでいました。
TS式 6.5cm屈折赤道儀P型
この名機が、マッチプレート対応になったのは、1977年秋。
星雲星団写真集は、古田俊正氏の31cm 撮像版、
写真で見る~ シリーズでの刊行を開始。
雑誌においても、天文ガイド本誌2~4月号、
星野次郎氏による、短焦点反射の設計 etc の連載
天文ガイド別冊、「天体写真 NOW 1~2」発売。
また、研磨材料等を扱う、日本特殊光機 etc の会社が
雑紙広告を開始したのも、この頃でした。
反射鏡の自作研磨は、多くが短焦点(F4~6クラス)
となりました。(1970年代前半は、F8~10が標準)
相反則不軌の少ない、コダック103a フィルムも、
取扱い店が増加します。
(古田氏が実用化した冷却カメラは、技術的な困難から、
その後ほとんど普及しませんでした。)
短焦点反射による星野写真。
周辺機器、情報等が急速に増えてきた、1977年でした。
※1 (参考)
○ アマチュア天文宇宙界、2030年 問題? ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-09-17
続く・・ (`・ω・´)
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の続きです。
「 短焦点反射 」☆★ の流行。
その一番最初は、1969年頃から・・
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
1970年~1972、古田俊正氏
13㎝(F 5.8)短焦点反射、+冷却カメラで
更に高い解像の星雲星団等の撮像を成功させます。
アマチュア星野写真カテゴリーでは、今まで見た事の無い
ハイ・クオリティでした。最微星は、16等級前後。
当時、30㎝クラス以上の天文台で撮影されていたレベルと、
同等以上の極限等級・解像度を、露光時間10分前後の
撮像で捉えていました。
1972年発行 天文ガイド別冊「 星雲星団 写真集 」
・・は、その集大成的、超クオリティ写真が満載でした。
一方、当時の普通のアマチュア天文少年にとって
1972年時点の、これらハイアマチュアの撮像技術は、
半ば雲の上の存在でした。
一般アマチュアレベルの上限は、200mm前後の
カメラ望遠レンズによるものでした。
5年後・・
アマチュア天文愛好者の多くが成人した、1977年。※1
短焦点反射による、星雲星団・彗星撮像が、メジャー化
を開始します。
当時、短焦点反射の(半)自動ガイドを可能にした
小型赤道儀の開発は、タカハシが一番進んでいました。
TS式 6.5cm屈折赤道儀P型
この名機が、マッチプレート対応になったのは、1977年秋。
星雲星団写真集は、古田俊正氏の31cm 撮像版、
写真で見る~ シリーズでの刊行を開始。
雑誌においても、天文ガイド本誌2~4月号、
星野次郎氏による、短焦点反射の設計 etc の連載
天文ガイド別冊、「天体写真 NOW 1~2」発売。
また、研磨材料等を扱う、日本特殊光機 etc の会社が
雑紙広告を開始したのも、この頃でした。
反射鏡の自作研磨は、多くが短焦点(F4~6クラス)
となりました。(1970年代前半は、F8~10が標準)
相反則不軌の少ない、コダック103a フィルムも、
取扱い店が増加します。
(古田氏が実用化した冷却カメラは、技術的な困難から、
その後ほとんど普及しませんでした。)
短焦点反射による星野写真。
周辺機器、情報等が急速に増えてきた、1977年でした。
※1 (参考)
○ アマチュア天文宇宙界、2030年 問題? ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-09-17
続く・・ (`・ω・´)
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○ アマチュア天文宇宙界、2030年 問題? ☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
明日 9月18日は、敬老の日。
日本全体の高齢化が進み・・
各分野で様々な ○○年 問題、が表面化しています。
アマチュア天文宇宙界も例に漏れず、高齢化が進行中。
通称「 天文、2030年 問題 」?
・・が、目の前に迫っています。
ハイアマチュア天文家の年齢分布。
詳しいデータは不明ですが、天文雑誌フォトコンの
年齢分布で、概略は把握出来そうです。
天文雑誌が一番売れたとされる、1986年。
(ハレー彗星接近)その年齢分布は、上グラフの通りです。
10~30歳台の若手が、全体の90%以上!
2023年現在は、全体の約10%前後ですから、
完全に年齢層が逆転しています。
既に、多くのハイアマ天文家が現役引退されましたが・・
その引退年齢は、およそ70台半ば前後、即ち後期高齢者
と呼ばれる75歳前後が平均となります。
(健康な方は、80歳過ぎでも現役です)
1986年前後のハイアマの過半数が、後期高齢者75歳
の壁に到達するのが、およそ 2030年。
「 天文、2030年 問題 」☆★ です。
かつて、ハイアマチュア天文家が創り出した分野。
○ 自作・望遠鏡(ミラー・レンズ)
○ 自作・赤道儀システム
○ 自作・特殊観測装置
○ 自作・天文系計算ソフト
‐
○ 理論・観測天文学論
○ 多岐に渡る天体観測(撮像)
etc
・・の多くが、この年代、1955年~の新人類世代 ※1
即ち、モノ作り世代に引き継がれて、僅かに残っていました。
(技術の大元は、更に1~2世代前 ※2)
(参考) 消えゆくアマチュア天文家 ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-04-10
しかし、それらの貴重な技術の伝承は、遅々として進まず・・
即ち、モノに対する根本理解等、断絶の危機となりました。
後に残された世代は、完成品を操作するモニター状態。
研究・創造は苦手。マニュアル操作の理解のみ。
モノ作り世代の消滅は・・
即ち、新しいモノは何も作れないという事であり、
停滞&衰退を横目で眺めるだけとなる事でしょう。
様々な技術の継承等、即ち
・ハード、ソフトの保存体制
・技術の直接伝承体制
・新しい人材発屈
etc
残された時間は、あまり有りません。
※1
新人類世代
1955~1965年前後生まれ ≒ X世代
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%BA%BA%E9%A1%9E
※2
現代ハイアマに通じる技術の大元は、2~3世代前。
即ち、1910年~生まれの天文家、星野次郎氏
等、伝説のハイアマチュア天文家らによるものです。
(参考)
○ ATM・博物史 ☆4 ( 星野氏+)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-07-02
(その他・参考)
○ アストロアーツ・アンケート
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9694_stlshot
○ 望遠鏡博物館
https://www.telescope-museum.com/
続く・・ (`・ω・´)
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○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆5 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆4
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-07-21
の続きです。
「 短焦点反射 」☆★ の流行。
その一番最初は、1969年頃から・・
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
1970年~、古田俊正氏の活躍もパワーUP
13㎝(F 5.8)短焦点反射、+冷却カメラで
更に高い解像の星雲星団の撮像を成功させます。
アマチュア星野写真カテゴリーでは、今まで見た事の無い
クオリティでした。最微星は、16等級前後。
当時、30㎝クラス以上の天文台で撮影されていたレベルと、
同等以上の極限等級・解像度を、露光時間10分前後の
撮像で捉えていました。
1971年夏、藤井旭氏著作「 星雲星団 ガイドブック 」
大口径望遠鏡等でしか見たことのない、銀河画像 etc ※1
短焦点反射、+冷却カメラ、による衝撃的な画像は
当時の天文少年には、刺激的過ぎるクオリティでした。
また同時期の、ハイアマチュアによる作例は
熊本の宮本幸男氏等がいました。
星雲星団 ガイドブックに、15cmニュートン+非冷却カメラ
による作例が掲載されています。
宮本幸男氏は、1972年頃から、12cmライト・シュミット
の製作にも取り掛かかっています。※2
一方、当時の普通のアマチュア天文少年にとって
これらのハイアマチュア先端撮像技術は、半ば雲の上の
存在でした。
一般レベルの上限は、200mmカメラ望遠レンズ前後
のものでした。
また、市販のニュートン反射望遠鏡は、F10が標準で
あった為に、短焦点反射鏡の自作研磨ブームが興ります。
※1
(例) NGC-4565、中心の暗黒帯等のシャープな写真(197p)等
当時、かなりの衝撃を与えた1枚です。
※2
〇 宮本幸男 氏・望遠鏡遺産 (ライトシュミット) ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-12-02
続く・・ (`・ω・´)
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https://twitter.com/hajimechan0001
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-07-21
の続きです。
「 短焦点反射 」☆★ の流行。
その一番最初は、1969年頃から・・
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
1970年~、古田俊正氏の活躍もパワーUP
13㎝(F 5.8)短焦点反射、+冷却カメラで
更に高い解像の星雲星団の撮像を成功させます。
アマチュア星野写真カテゴリーでは、今まで見た事の無い
クオリティでした。最微星は、16等級前後。
当時、30㎝クラス以上の天文台で撮影されていたレベルと、
同等以上の極限等級・解像度を、露光時間10分前後の
撮像で捉えていました。
1971年夏、藤井旭氏著作「 星雲星団 ガイドブック 」
大口径望遠鏡等でしか見たことのない、銀河画像 etc ※1
短焦点反射、+冷却カメラ、による衝撃的な画像は
当時の天文少年には、刺激的過ぎるクオリティでした。
また同時期の、ハイアマチュアによる作例は
熊本の宮本幸男氏等がいました。
星雲星団 ガイドブックに、15cmニュートン+非冷却カメラ
による作例が掲載されています。
宮本幸男氏は、1972年頃から、12cmライト・シュミット
の製作にも取り掛かかっています。※2
一方、当時の普通のアマチュア天文少年にとって
これらのハイアマチュア先端撮像技術は、半ば雲の上の
存在でした。
一般レベルの上限は、200mmカメラ望遠レンズ前後
のものでした。
また、市販のニュートン反射望遠鏡は、F10が標準で
あった為に、短焦点反射鏡の自作研磨ブームが興ります。
※1
(例) NGC-4565、中心の暗黒帯等のシャープな写真(197p)等
当時、かなりの衝撃を与えた1枚です。
※2
〇 宮本幸男 氏・望遠鏡遺産 (ライトシュミット) ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-12-02
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
☆ はじめちゃん@望遠鏡工房 twi ★
https://twitter.com/hajimechan0001
○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆4 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆3
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-06-25
の続きです。
1965-1969 → 第1次・天体写真ブーム
1965年(昭和40年)
天文ガイド創刊+イケヤ・セキ彗星の出現。
35mmカメラ使用のアマチュア天体写真が、
急速に普及を始めます。
しかし、1965年時点における星野写真は、
簡素な固定写真(標準&広角レンズ)が大半で、
ガイド撮影は、ごく僅かなハイ・アマチュア天文家
による秘伝的?な技術でした。
1966~1967年においても、標準&広角レンズの固定
+手動ガイドが大半で、望遠レンズを使用した
星野写真の普及は、1968年頃迄待つ事となります。
1968年
天文ガイド別冊・望遠レンズによる星野写真集
藤井旭氏の実質的な書籍デビューであり、
200mm望遠レンズ等を使用した日本国内初?の
ハイ・アマチュアによる星野写真集 ※1
となりました。
1969年~、古田俊正氏の活躍も始まります。
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
短焦点反射、冷却カメラ etc
新たなトレンド用語として、後の爆発的なブームとなる
これらのキーワードは、天文ガイド1969年2月号が
火付けだと思われます。
1969年前後は、12㎝(F 4.2)の短焦点ニュートン反射
を使用、20~30分露出で、多くの星雲星団の撮像を
成功させました。
それ以降は、13㎝(F 5.8)+冷却カメラで
更に高い解像の星雲星団の撮像を成功させ・・
1972年、初の書籍「 星雲星団写真集 」
の刊行となります。
「 短焦点反射 」 ☆★
・・の爆発的なブームが起こります。
※1
1968年当時は、乾電池等使用の小型モータードライブ
は市販されておらず「 手動ガイド 」がほぼ唯一の、
望遠領域の遠征・星野撮影の手法でした。
200mmレンズで、ニコン8cm赤道儀を使用した、高い精度の
手動ガイドを行なった新鋭の天体写真家「 藤井旭 」氏
の名は、ここから一躍有名になります。
1971年刊行、星雲星団ガイドブックにおいては、
藤井旭氏撮影(200mm望遠レンズetc)
古田俊正氏撮影(13㎝(F 5.8)+冷却カメラ)による、
当時の最高解像レベルの星野写真。
・・等が多数掲載されています。貴重な資料です。
なお、短焦点反射の(半)自動ガイドを可能にした
小型赤道儀の開発は、タカハシが一番進んでいました。
TS式 6.5cm屈折赤道儀P型 ☆★
1972年末に発売開始、極軸望遠鏡+小型モータードライブ
当時の大ベストセラーでした。
(モーターのみは、ミザール製が安価で高性能でした)
続く・・ (`・ω・´)
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https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-06-25
の続きです。
1965-1969 → 第1次・天体写真ブーム
1965年(昭和40年)
天文ガイド創刊+イケヤ・セキ彗星の出現。
35mmカメラ使用のアマチュア天体写真が、
急速に普及を始めます。
しかし、1965年時点における星野写真は、
簡素な固定写真(標準&広角レンズ)が大半で、
ガイド撮影は、ごく僅かなハイ・アマチュア天文家
による秘伝的?な技術でした。
1966~1967年においても、標準&広角レンズの固定
+手動ガイドが大半で、望遠レンズを使用した
星野写真の普及は、1968年頃迄待つ事となります。
1968年
天文ガイド別冊・望遠レンズによる星野写真集
藤井旭氏の実質的な書籍デビューであり、
200mm望遠レンズ等を使用した日本国内初?の
ハイ・アマチュアによる星野写真集 ※1
となりました。
1969年~、古田俊正氏の活躍も始まります。
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。
短焦点反射、冷却カメラ etc
新たなトレンド用語として、後の爆発的なブームとなる
これらのキーワードは、天文ガイド1969年2月号が
火付けだと思われます。
1969年前後は、12㎝(F 4.2)の短焦点ニュートン反射
を使用、20~30分露出で、多くの星雲星団の撮像を
成功させました。
それ以降は、13㎝(F 5.8)+冷却カメラで
更に高い解像の星雲星団の撮像を成功させ・・
1972年、初の書籍「 星雲星団写真集 」
の刊行となります。
「 短焦点反射 」 ☆★
・・の爆発的なブームが起こります。
※1
1968年当時は、乾電池等使用の小型モータードライブ
は市販されておらず「 手動ガイド 」がほぼ唯一の、
望遠領域の遠征・星野撮影の手法でした。
200mmレンズで、ニコン8cm赤道儀を使用した、高い精度の
手動ガイドを行なった新鋭の天体写真家「 藤井旭 」氏
の名は、ここから一躍有名になります。
1971年刊行、星雲星団ガイドブックにおいては、
藤井旭氏撮影(200mm望遠レンズetc)
古田俊正氏撮影(13㎝(F 5.8)+冷却カメラ)による、
当時の最高解像レベルの星野写真。
・・等が多数掲載されています。貴重な資料です。
なお、短焦点反射の(半)自動ガイドを可能にした
小型赤道儀の開発は、タカハシが一番進んでいました。
TS式 6.5cm屈折赤道儀P型 ☆★
1972年末に発売開始、極軸望遠鏡+小型モータードライブ
当時の大ベストセラーでした。
(モーターのみは、ミザール製が安価で高性能でした)
続く・・ (`・ω・´)
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