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○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆5 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]

○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆4
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-07-21
の続きです。

「 短焦点反射 」☆★ の流行。

その一番最初は、1969年頃から・・
「 短焦点反射+郊外への遠征撮影 」という、
現代アマチュア天体写真家(星野)の原点が始まります。


1970年~、古田俊正氏の活躍もパワーUP

13㎝(F 5.8)短焦点反射、+冷却カメラで
更に高い解像の星雲星団の撮像を成功させます。

アマチュア星野写真カテゴリーでは、今まで見た事の無い
クオリティでした。最微星は、16等級前後。

当時、30㎝クラス以上の天文台で撮影されていたレベルと、
同等以上の極限等級・解像度を、露光時間10分前後の
撮像で捉えていました。


IMGP9448ms.jpg


1971年夏、藤井旭氏著作「 星雲星団 ガイドブック 」

大口径望遠鏡等でしか見たことのない、銀河画像 etc ※1 
短焦点反射、+冷却カメラ、による衝撃的な画像は
当時の天文少年には、刺激的過ぎるクオリティでした。


また同時期の、ハイアマチュアによる作例は
熊本の宮本幸男氏等がいました。

星雲星団 ガイドブックに、15cmニュートン+非冷却カメラ
による作例が掲載されています。

宮本幸男氏は、1972年頃から、12cmライト・シュミット
の製作にも取り掛かかっています。※2



一方、当時の普通のアマチュア天文少年にとって
これらのハイアマチュア先端撮像技術は、半ば雲の上の
存在でした。

一般レベルの上限は、200mmカメラ望遠レンズ前後
のものでした。

また、市販のニュートン反射望遠鏡は、F10が標準で
あった為に、短焦点反射鏡の自作研磨ブームが興ります。


※1
(例) NGC-4565、中心の暗黒帯等のシャープな写真(197p)等
当時、かなりの衝撃を与えた1枚です。


IMGP9473ms.jpg


※2
〇 宮本幸男 氏・望遠鏡遺産 (ライトシュミット) ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-12-02


続く・・ (`・ω・´)

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