SSブログ

● 311 → 325 以降の未来 ☆1 [地球惑星科学全般]

来るべき、5つの巨大地震 ◆

日本政府(内閣府)からも、公式アナウンスが公開されています。

311-325.jpg


■ 想定される大規模地震(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/hokenkyousai/jishin.html

死者・行方不明者数、住宅全壊戸数

南海トラフ超巨大地震 約 32.3万人、約 238.6万棟
(東日本大震災の 約 20倍 )

首都直下地震 約 2.3万人、約 61万棟 
(東日本大震災の 約 5倍)

更には・・

日本海溝(東北) → 2011 東日本地震の本震 
千島海溝(北海道)
モーメント・マグニチュード Mw 9.1-9.3 クラス。

2011 東日本地震比、総計、50倍規模の巨大被害が予想されます。


5つの巨大地震群は、国家の存亡に関わる大被害 ◆  ※1
となる公算です。

個人個人での、敢然たる防災対策が必要です。
(日本政府は、地震対策を半ば放棄しています。)

■ 南海トラフ地震防災対策 (内閣府)
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/index.html


325nankaitorafu.jpg


福島1原子力発電所事故(311)から、12年。

いよいよ本番が近い様相です ( 311 本震)

■ 福島原発に最大16mの防潮堤、堤防越える津波予測で (日経xtech) ※2
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/00832/

> 東京電力ホールディングスは、廃炉作業中の福島第1原子力発電所
> に最大で海抜16mの高さの防潮堤を新設する。日本海溝で巨大地震
> が発生した場合、建設中や設置済みの防潮堤を越える津波が来襲
> する恐れがあるためだ。
>
> 2021年度に着工し、23年度の完成を予定している。


しかしながら・・

原子力規制委員会、311以降12年経過後も、ほとんど機能する事は無く、
地震・津波に対する原発の安全性は、達成されませんでした。

耐震基準となる、基準地震動の策定会議において決定された基準は、
当初予定よりも、約 100倍も甘い基準( 安全目標 ※3)です。

■ 震源を特定せず策定する地震動(全国共通)(原子力規制委員会)
https://www.nra.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tokuteisezu_jishindo/houkoku.html

https://www.nra.go.jp/data/000280238.pdf
15p 図において、基準コントロールポイント超過 (1500gal超)
の地震が、過去18年間で数10回に及んでいる事が明白。

極めて重要な証拠です。


3cae2034-s.jpg


2000 ~ 2019年 
原子力規制委員会、標準応答スペクトル(案)超過の地震動、
延べ 約 70 回

kik-net、加重平均、約 600 (2019 現在、約 700)
600 / 40 * 20 年 ≒ 300年 / 1回 (平均・超過確率)

目標値、10-4~10-5年 /回 と比較して、2 桁(約 100倍 ★ )の差


_______________________________________________________

※1

■ 南海トラフ・超巨大地震の対策等(最終報告)(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku_wg/pdf/20130528_gaiyou.pdf

(3) 超広域にわたる被害への対応

○ 被災地域は、まず地域で自活するという備えが必要。

※2

■ 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震対策(内閣府)
http://www.bousai.go.jp/jishin/nihonkaiko_chishima/index.html
http://www.bousai.go.jp/jishin/nihonkaiko_chishima/WG/index.html

日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震対策検討ワーキンググループ
について

中央防災会議では、東北地方太平洋沖地震の教訓を踏まえ、
これまで南海トラフ地震、首都直下地震について最大クラスの
地震・津波を想定した防災対策の検討を進めてきたところです。

今般、日本海溝・千島海溝で想定すべき最大クラスの地震・津波の
検討が進んだことから、これに対する被害想定、防災対策の検討を
行うために、防災対策実行会議の下にワーキングループを
設置します。

(令和2年4月21日 中央防災会議「防災対策実行会議」で設置決定)

※3

安全性の判断において必要なのは、定量的な科学技術的確率。
即ち、安全目標の数値。(原子炉等規制法、43条の3の29)

安全基準(新規制基準)の根幹を成すべき、安全目標の数値等は、
原子力基本法で制定された、内閣府・原子力委員会によって定められている。

重大事故 (放射性物質量、100Tbq) の発生頻度は、
100 万炉年( 10-6/炉・年) に1回 程度を超えないように抑制されるべき
(テロ等除く)と定められている。

この数値は、国際的な基準と比較し、ほぼ同等。


原子力規制庁(委員会)、安全性向上評価 etc
https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12315900/www.nsr.go.jp/data/000216015.pdf

平成25年、内閣府・原子力委員会 (2p)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2014/siryo16/siryo1-1.pdf


hamaoka-0325.jpg

■ 浜岡・原子力発電所について(原子力規制委員会)
https://www2.nra.go.jp/data/000303838.pdf

■ 大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ(内閣府)
https://www.bousai.go.jp/kazan/kouikikouhaiworking/index.html

富士山噴火に伴う各種災害、被害は甚大と想定。
(数10兆円レベル)


(参考) 

○ 基準地震動、シミュレーション +
http://hajimechan01.secret.jp/genpatu-note5.htm
http://hajimechan01.secret.jp/genpatu-note5i.htm

○ 地球科学メモ
http://hajimechan01.secret.jp/zearth.htm


続く・・ (`・ω・´)

☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm

☆ はじめちゃん@望遠鏡工房 twi ★
https://twitter.com/hajimechan0001
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆2 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]

○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-02-24
・・の続きです。

戦後、1955年(昭和30年)頃から高度成長時代が始まり、
一般アマチュア用のカメラ本体、レンズ、フィルム等の整備も
進みました。

特に、1964年の東京五輪前後は、空前の進化を遂げています。


35mm1眼レフ本体
国産初は、PENTAX(旭光学)

1957年(昭和32年)に発売後、爆発的に売れ、
後に、ニコン・キャノン等の大手メーカーも追従しました ※1

(備考)
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/pentax/pentaxhistory/course/

望遠レンズも、1960年(昭和35年)頃迄に、100~500mm クラス
が揃いました。特に、タクマー 200mm(F 3.5)は、
その性能が好評でした。

ペンタックスのレンズは、1960年代に蛍石(フローライト)
を開発するなど、世界トップの性能でした。


IMGP9145s.jpg

(オート・タクマー 105mm F2.8)

100mm クラスは、F 2.8 クラスが多く、
手動ガイド+固定撮影でも、威力を発揮していました。


また・・
高感度フィルム、カラーフィルム等の開発も、富士フィルム等
において、1960年(昭和35年)頃迄に整備されました。

ネオパンSSS、及びカラーポジ R-100 etc

(備考)
https://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/history/ayumi/dai2-02.html

1ドル360円時代、米コダックのフィルム等は高価でした。
トライXも、既に登場していました。


1960年代前半(1960-1964)

35mm1眼レフの進化で、一般アマチュア写真は急激な広がりを
見せましたが、アマチュア天体写真分野の趣味人口は未だ少なく
文献(写真)として残っているのは、千葉の瀧田氏等、
ほんの僅かです。

1960年代前半において、特殊乾板等をも使いこなした、
福岡のハイ・アマチュア、星野次郎氏の活躍は突出していました。

1965年、天文ガイド創刊+イケヤ・セキ彗星で、
35mmカメラ使用のアマチュア天体写真は、
急激に普及を開始します。


※1

現在、大手カメラメーカーのニコン・キャノン等

1眼レフカメラ、レンズ等の開発は、先行のぺンタックス
から数年遅れでした。

1970年代以降は、大手メーカーの資本力が
大きな進化を与えていました。


☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm

☆ はじめちゃん@望遠鏡工房 twi ★
https://twitter.com/hajimechan0001
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:学問