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○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆2 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]

○ アマチュア 天体写真・博物史 ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2023-02-24
・・の続きです。

戦後、1955年(昭和30年)頃から高度成長時代が始まり、
一般アマチュア用のカメラ本体、レンズ、フィルム等の整備も
進みました。

特に、1964年の東京五輪前後は、空前の進化を遂げています。


35mm1眼レフ本体
国産初は、PENTAX(旭光学)

1957年(昭和32年)に発売後、爆発的に売れ、
後に、ニコン・キャノン等の大手メーカーも追従しました ※1

(備考)
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/pentax/pentaxhistory/course/

望遠レンズも、1960年(昭和35年)頃迄に、100~500mm クラス
が揃いました。特に、タクマー 200mm(F 3.5)は、
その性能が好評でした。

ペンタックスのレンズは、1960年代に蛍石(フローライト)
を開発するなど、世界トップの性能でした。


IMGP9145s.jpg

(オート・タクマー 105mm F2.8)

100mm クラスは、F 2.8 クラスが多く、
手動ガイド+固定撮影でも、威力を発揮していました。


また・・
高感度フィルム、カラーフィルム等の開発も、富士フィルム等
において、1960年(昭和35年)頃迄に整備されました。

ネオパンSSS、及びカラーポジ R-100 etc

(備考)
https://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/history/ayumi/dai2-02.html

1ドル360円時代、米コダックのフィルム等は高価でした。
トライXも、既に登場していました。


1960年代前半(1960-1964)

35mm1眼レフの進化で、一般アマチュア写真は急激な広がりを
見せましたが、アマチュア天体写真分野の趣味人口は未だ少なく
文献(写真)として残っているのは、千葉の瀧田氏等、
ほんの僅かです。

1960年代前半において、特殊乾板等をも使いこなした、
福岡のハイ・アマチュア、星野次郎氏の活躍は突出していました。

1965年、天文ガイド創刊+イケヤ・セキ彗星で、
35mmカメラ使用のアマチュア天体写真は、
急激に普及を開始します。


※1

現在、大手カメラメーカーのニコン・キャノン等

1眼レフカメラ、レンズ等の開発は、先行のぺンタックス
から数年遅れでした。

1970年代以降は、大手メーカーの資本力が
大きな進化を与えていました。


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