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○ リアル天体写真の考察( ガンマ調整 etc )☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]

世間一般には、画像処理全開の派手派手写真が
溢れ返り、地味な自然写真(ネイチャーフォト)は
ほぼ消えてしまいました・・

それでもなお、ナチュラル(自然) ≒ 地味 な
写真を志向する向きに、少々考察してみます。

分野は、いわゆる「 天体写真 」
地味な天体写真(地味天) ≒ リア天、です。


そもそも、リア天とは?

~ リアルタイム & リアルデータ・天体写真

○ リアルタイム(1分以内1枚画像)
○ リアルデータのみ(fits.etc)
○ リアル再現性

・・3つの要素を兼ね備えた天体写真

と定義してみます。


(画像の留意点)

リアル眼視に近い仕上がり
階調 → gamma、level 調整
色彩 → RGB 調整(近似ニュートラルグレー)


gamma01b2.jpg

写真の階調に関し、一番重要なのが、gamma(ガンマ)
の調整です。

上記グラフは、ZWO-224 + SharpCap 3.0


gamma 70 前後( Gamma Controle)

入力レベルにおいては、肉眼に近いレベルで推移します。
即ち、入力レベルに相関した画像濃度の増加は、自然なレベルで
推移します。

しかしながら、画像濃度50%相当を超える入力レベル領域での
増加率は、肉眼を大きく超えます。

即ち、僅かの露光オーバーで、画像は飽和 ≒ 白飛び
(ホワイトアウト) と成ります。

肉眼は、入力レベルが多少増加しても、ギリギリ飽和しない
画像濃度を保ちます。


gamma レベルが大きい程、中間濃度(50%)における入力レベル
が小さくので、高感度となります。

しかしながら、階調差が小さい為に、背景とのSN比は小さく
なり、全体的に淡い画質となります。


IMGP4137s.jpg

(参考)

○ ZWO-224 (カラー、非冷却モデル)
http://www.kyoei-tokyo.jp/shopdetail/000000007489/ct979/page2/order/
○ CMOSカメラ・画像ソフト、SharpCap 3.0
https://www.sharpcap.co.uk/sharpcap/sharpcap/downloads/sharpcap-3-0-downloads


続く・・ (`・ω・´)

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