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○ SQM・星空マップ分析 ☆3(全国版) [星見スポット・SQM 等]


○ lightpollutionmap (光害マップ) 日本全国
https://www.lightpollutionmap.info/#zoom=4.73&lat=4412417&lon=15443072&layers=B0FFFFFTFFFFFFFFF

・・は、2015年頃に公開されました。実態に近い優れたマップです。


上記サイトはクラス7段階評価ですが・・

簡潔に5段階評価にまとめました。

・レベル5 → 理想的観測地(sqm 21.7<) → 実効、21.5 超  ☆
・レベル4 → 小都市郊外 (sqm 21.2-21.6)→ 実効、21.0 超
・レベル3 → 小都市等  (sqm 20.2-21.1)→ 実効、20.0 超
・レベル2 → 中都市等  (sqm 19.3-20.1)→ 実効、19.0 超
・レベル1 → 大都市等  (sqm 19.2>) → 実効、19.0 未満

およそ、上記の数値となります。

sqm-japan.jpg


方眼シートに、日本全国(離島除く)の実効クラス(レベル)を
200強プロットに集計してみました。

・レベル5 → 理想的観測地 → 実効、21.5 超   → 約 47 %
・レベル4 → 小都市郊外  → 実効、21.0 超   → 約 33 %
・レベル3 → 小都市等   → 実効、20.0 超   → 約 14 %
・レベル2 → 中都市等   → 実効、19.0 超   → 約  5 %
・レベル1 → 大都市等   → 実効、19.0 未満  → 約  1 %


日本においては、約 80%のエリアが、実効・SQM21以上です。
思いの他、良好な星空が大きい割合です。

その中でも、実効、21.5 超エリア(レベル5)では、
非常に素晴らしい星空 となります。

肉眼等級は6等星を超え、天の川も暗黒帯が良く判るようになります。※1
荘厳な眺めです。

望遠鏡における眼視観望においても、写真に近いコントラストで
星雲星団・彗星等を楽しむ事が出来ます。


21.5 超エリア(レベル5)の分布を見ると・・

北海道(札幌等除く)
東北 
日本アルプス
九州中南部


日本全国、広域に分布しています。



○ lightpollutionmap (光害マップ) 日本全国
https://www.lightpollutionmap.info/#zoom=4.73&lat=4412417&lon=15443072&layers=B0FFFFFTFFFFFFFFF

※1
SQMマップ、天の川の見え方(概略)

21.5 超   → 冬の天の川、暗黒帯も判るレベル
21.0 超   → 冬の天の川、やや濃く見える
20.0 超   → 冬の天の川、薄く見える
19.0 超   → 夏の天の川、薄く見える
19.0 未満  → 天の川、ほとんど見えない


(前スレ)
SQM・星空マップ分析 ☆2
http://hajimechan01.livedoor.blog/archives/7318128.html



続く・・ (`・ω・´)

☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
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○ 新時代の望遠鏡システムは?(星野) [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]

新時代「 令和 」 
あっという間に、3年目となりました。

はじめちゃん@望遠鏡工房、スゴイ望遠鏡を作りたいと思いつつ
時は過ぎて行きましたが・・(未だ3組の自作レンズのみ)
3年目は、凄いモノが出来上がる予感がする・・かも? (`・ω・´)

写真は、新型アクロマート、80 / 640mm (F 8.0) 、自作レンズ。

acro00.jpg


さて、お題の 「 新時代の望遠鏡システム 」
どうなるのでしょうか?

電子観測・観望システムは、少しずつメジャーになりましたが
撮像素子 CMOS の性能向上は、ペースダウン。

スモールサイズ CMOS の定番、Sony-IMX 224
これを超える素子は、今のところ無い感じです。

○ 高感度・CMOSカメラ、ZWO-ASI 224MC
http://www.kyoei-tokyo.jp/shopdetail/000000007489/ct979/page2/order/

センサーは、ソニーIMX 224
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201410/14-106/

2014年開発、7年目ではありますが、高感度特性は
未だトップ級と思われます。


IMGP4061s.jpg


総合システムは、AI(人工知能)化が、更に進みそうな感じ。

パソコンのスイッチを入れれば、全自動で電子システムが稼動。
画像データ保存も全て自動、同時並行での電子観望 etc

画像処理に関しては、ライブスタック(コンポジット)の性能向上
更には、ライブ 超解像処理も・・



・・人がやる事が無くなってしまいますね (´・ω・`) ショボーン

その反動で、眼視観望派、等も復活? しそうです。
まあ、いろいろ楽しみが増える事を期待します。

天文機材の小型軽量化は、多分進んでいく事でしょう。
口径・5~8cmクラスの主流化 (スモール・システム望遠鏡)

スマホ星野写真も、更に増えてくるでしょうから、主流は更なる
小型化が進むのかもしれません。
(中望遠、焦点距離、70-150 mm 前後)

いろいろ楽しみではあります。



続く・・ (`・ω・´)

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