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〇 白木峰・スターパーティ2022 秋 ☆1 [星祭り・イベント等]


10月29日(土)、白木峰スターパーティー
http://welovestarparty.g3.xrea.com/
https://m.facebook.com/welovestarparty

スターパーティ in 白木峰は、約 25年間、年3回のペース
で行われている、恐らく日本で一番開催回数の多い、星祭りです。

自治体・メーカー等主催の星祭りと違い、ほぼ純然たる愛好者
のみの星祭りです。

九州中から、約 50名 の参加でした。 


IMGP8592ms.jpg


会場は、広い駐車場で、大半が自家用車での参加です。

29日(土曜日)夕方、美しい夕日を眺めながら、望遠鏡等
を設置。星等が見え出すのを待ちます・・

当日の空は、SQM21弱 
天の川銀河も、良く見える環境でした。

当日は、やや風が強く、寒い環境でしたが、
ほぼ一晩中快晴でした。※1


望遠鏡は、約 20台。様々なタイプのものが揃いました。

40cm超、大口径の反射(ドブソニアン)、約 3台。
5~10cmクラス、屈折レンズは、7~8台位の参加。

CMOSカメラ(電視システム)も、7~8台位と
大きく増加していました。


さて、強風対策について・・
2つ+ の知見が得られました。

・鏡筒が短いと、効果バツグン!
・システム全体が低いものも、効果バツグン!


望遠鏡の震動に関し、極めて丈夫な架台であれば、ある程度の
耐風性能はありますが、通常の架台の場合、上記の知見に基づき
対策する必要があります。


IMGP8590ms.jpg


主な機材は、やはり Ten 氏の
タカハシ、FSQ-85 +P2 赤道儀システム

もはや北部九州の星祭りのおける、定番中の定番? 機材でしょう。
やや悪い気流の中、シャープな星像を見せていました。

傍の、ニコンEDスコープも、極めてシャープ&ハイコントラスト
な像質を見せていました。

40cm ドブソニアン2台(Ninjya 400)

こちらも定番中の定番機材。
悪い気流の中、奮闘されていました。

春夏期のスターパーティーでは、大活躍する機材です。


※1
独立峰に近い裾野の、白木峰高原。

春夏シーズンは、驚異的なシーイングに恵まれる時も
多いのですが・・

秋シーズンは、北東の風が吹く時、条件が悪くなります。


(過去開催レポ)

〇 白木峰・スターパーティ2019 夏 ☆3
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2019-08-14


続く・・ (`・ω・´)  

☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
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〇 九州・大観望会(星宴)2022、SP2 ☆ [星祭り・イベント等]

〇 九州・大観望会(星宴)2022、SP1 ☆
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-11-05
・・の続きです。

会場で一番人気の、タカハシ・TOA-130 DEMO
その横で、ひっそり佇む、スターベース80・アクロマート。

密かに、眼視マニアの人気を集めていました。

80 /800mm(F10)のスペック
アイピース、約 130倍(6mm)+中倍率アイピース
が付属します。


IMGP8402ms2.jpg


写真の通り、TOA-130と比較すると、
かなり小じんまりな筐体。

手軽に振り回せる印象でした。

アクロマートの設計は、新型に近い雰囲気? ※1
青滲みが少なく、スッキリした画質です。

普通のアポクロマートに近い色彩です。
シャープネスは高く、高倍率用にも振った感じです。


二重星においては・・
こと座ダブルダブルが余裕で分離
ジフラクションリングが細くシャープ。

木星においては・・
大赤斑は余裕で確認。
中央縞のフェストーンも確認。
色彩も豊富。


通常の観望には、充分な性能。
赤道儀に載せで、コンバーションレンズを上手く使えば
電子観望用途にも使える感触でした。

通常の入門用アクロが、Fl.900mm 前後ですので、
100mm の短さが、より機動性を高めているのでしょう。

星祭り用の望遠鏡としても、充分な性能でした。


なお、スターベース80サイド

K氏の6cm+ コレクション (FOA-60、FC-65、五藤 65mm) 
3本が設置され、こちらも興味深い星像を見せていました。

3本共に、小口径とは思えないシャープネスでしたが・・
スターベース80の口径に、解像度(分解能)比較で、
やや負けているかな? な感触でした。


※1

新型アクロマートに近いので、
主線(deF)3色と、赤C線のピント位置が
やや乖離した印象です。

月惑星、重星の高倍率観望は、赤滲みが出る位置

≒ 主線(deF)3色のピント位置、においてシャープな像です。


(参考) スターベース東京
https://starbase.hatenablog.jp/entry/2021/08/10/112641

〇 九州・大観望会(星宴)特設サイト
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic
https://twitter.com/Tomita_Seien
https://twitter.com/hashtag/%E6%98%9F%E5%AE%B42022?src=hashtag_click

(動画等)
https://www.youtube.com/watch?v=45GVOUVisI4


続く・・ (`・ω・´)  

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〇 九州・大観望会(星宴)2022、SP1 ☆ [星祭り・イベント等]

〇 九州・大観望会(星宴)2022 ☆4
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-10-22

10月1日、17時~
天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催

熊本県阿蘇郡産山村、ファームビレッジ産山
http://farmv.ubuyama.com/tenmon/
https://www.ubuyama-v.jp/manabi_event/ubuyamatemmondai/oshirase_event/1291.html

天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数100人超。
同会場では、3回目の開催です。


IMGP8409ms.jpg


さて、星祭りetc 機材論・・

多くの星祭りでは、巨大な望遠鏡が立ち並び、壮観な眺めですが
その多くは、星祭り専用の望遠鏡 ※1であり、普段の観測観望
・撮影等で使われるものではありません。


普段、移動で使用する望遠鏡等は、やはり機動性の高い、
小中口径 (5 ~13cm クラス) が大部分となります。

また、操作もより簡便化されたものが重宝されます。

上記のような、10㎝クラスのEVスコープも、
視野に入ってきた感じです。


モノつくりの本質&目標は、「 使いやすさ 」

最もよい望遠鏡とは、最もよく使う望遠鏡 ~ アル・ナグラー
https://www.tvj.co.jp/10shop_televue/02shop_televue.html

・・のように、使用頻度が重要な意味を持ちます。


IMGP8433ms.jpg


会場の片隅に佇む、タカハシ、FSQ-85 +P2 赤道儀システム
撮影機材は、ZWO 等のCMOSカメラ etc

移動用の機材として、定番中の定番でしょう。

短時間撮像システムを構築すれば、1晩で多くの成果が
期待出来ます。


また、コンパクトな機材は、その他で使用するスペース・時間等
に余裕を持たせるので、観測観望・撮影周辺のアメニティが充実します。

食事+暖かい飲み物(コーヒー紅茶、スープ etc)

これらの充実は、素晴らしい想い出になる事も多いものです。


※1

星祭り専用の望遠鏡とは、一般ギャラリーに楽しんでもらう etc
の意味合いもありますが、最近充実している電子観望・観測
スタイルの方が、より効果的な場合もあります。

EVスコープの普及もあり、星祭りetc 機材論も、今後いろいろ
進化しそうです。


〇 九州・大観望会(星宴)特設サイト
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic

https://twitter.com/Tomita_Seien
https://twitter.com/hashtag/%E6%98%9F%E5%AE%B42022?src=hashtag_click

(動画等)
https://www.youtube.com/watch?v=45GVOUVisI4


続く・・ (`・ω・´)  

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