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○ 星宴・2019-SP1、ニコンSW vs ペンタXW [星祭り・イベント等]

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☆★ 星宴 2019 inうぶやま 九州大観望会
https://astro-shop-tomita.wixsite.com/seien2019
https://y-tomita.blog.ss-blog.jp/2019-10-08
https://y-tomita.blog.ss-blog.jp/2019-10-08-1

各社ブースでは、様々な製品が展示されていました。



ペンタックス(リコー)ブースでは、XWアイピース全品(5.7.10.14.20mm)
揃っており、14/20mm を貸して頂きました。

○ ペンタックス、75mm SDHF+ XW アイピース
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/telescope/normal/75sdhf-xw/

XW アイピースは、ペンタックスSDHF 等の望遠鏡の特性に適合するように
設計されている様子です。

ペンタックス望遠鏡の特徴は、鏡筒内にフラットナーが装着されていて
湾曲収差が小さいことにあります。



通常の対物レンズは、湾曲収差(像面湾曲)があります。

フラットナー対応のアイピースを、非フラットナー光学系で使用する場合は
湾曲収差量がそのまま上乗せされる事になります。

通常の非フラットナー光学系で、周辺まで星像を点にする為には、
湾曲収差を補正する設計のアイピースが必要です。

ニコン-17.5 SW 等 (テレビュー・ナグラー等も)天体用アイピースは、
その湾曲収差を強引に補正、即ち像面を歪曲させて、周辺星像を点にします。

反面、歪曲収差(凸の樽型、or 凹の糸巻き型)が発生します。



○ 80/ 640 mm 自作・新型アクロマート装着、簡単インプレッション

今回は、自作研磨、新型8cmアクロマート+広角・中焦点アイピースの
テストも行いました。

右奥のメーカーブースでは、各社アイピース(国産+中華)が揃えられており、
比較テストを10本以上行いました。ニコン-17.5 SW のライバルと目される、
ペンタックス-XW 14/20との比較も出来ました。



○ ペンタックス-XW 14/20mm

像面はフラット、気持ちが良い、70度視野。
透明感が高い。風景が素晴らしい。ややソフトな星像。

星像は、視野周辺で肥大(ピンポイント範囲、約 50度)

○ ニコン-17.5mm SW

像面は歪曲(凸の樽型)が目立つ、やや狭い65度 視野。

星像は、65度全面ピンポイント、シャープな星像。



ペンタックス-XW 14/20mm、非フラットナー光学系ですので、
星空は、視野周辺部がやや厳しい感じです。

汎用・眼視用フラットナーの開発が望まれます。(既にある?)

ニコン-17.5mm SW は、実測視野が狭く(カタログ値は72度)
歪曲がかなり目立ちます。昼の風景はやや厳しいです。

星の粒立ち、コントラストや輝きは素晴らしいです。

天体観望・専用アイピースの感です。


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(追伸)

星宴 2019 inうぶやま 九州大観望会

PENTAX ブースには、垂涎のフルサイズ・K-1 が
鎮座しており、いろいろ触らせて頂きました。

コンパクトかつ、荘厳な佇まいでした。



続く・・ (`・ω・´)   (次回、九州とタカハシの深い関係? )

☆ 星の便利帳
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm



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