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● 九州北部豪雨・2020 [地球惑星科学全般]

202007061730-00.png


4年連続の、九州北部豪雨。

今年も、顕著な線状降水帯(レインバンド)が見られ、
24時間降水量は、軒並み、300mm を超えました。

気象庁レーダー
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/

0706.1730 画像、長崎~佐賀~福岡、顕著なレインバンドが、
明瞭に記録されています。

気象庁・数値予報 ※1 では、高い温位の大気が、九州南岸から
進入している様子が示されていました。

今年も、自宅付近の幹線道路や商業施設等、軒並み冠水。
現在も、太平洋高気圧の周辺部に位置し、暫くは大雨への
注意が必要でしょう。

梅雨明けは、まだまだ先の様子です。



気象の専門家は、それぞれの降水(降雪)予測プログラムを
持っていると思われますが、基本は

・500hpa (300hpa)の気温
・850hpa の気温 + 湿度(湿数)

の数値を使います。

・500hpa (300hpa)の気温が低い
・850hpa の気温 + 湿度(湿数)が高い

この2つが、豪雨(豪雪)の条件になります。鉛直不安定。
大気安定度は、SSI 等で算出されます。



※1 
豪雨(豪雪)の予測は、数値予報天気図等でも判別可能です。
850hPa相当温位・風 等は、特に重要です。

850hpa-2020.0707.jpg


上記、850hpa 相当温位、345k 線が
豪雨の目安となります。

九州に、降水バンドが向かう(停滞)の予想です。

(備考) ○ 気象庁・数値予報天気図
http://www.jma.go.jp/jp/metcht/suuchi.html



続く・・ (`・ω・´)

☆ 星の便利帳
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm

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