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○ 公開天文台の未来 ☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]

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日本において、公開天文台が急激に増えた時期は
1988~、バブル期でした。

ふるさと創生事業(1億円基金)
竹下内閣の地方創生政策で、地域づくりの為の基金として
交付され、その多くが天文台建設に使われました。

その後も、天文台建設ブームは続き、2021年現在、
全国の公開天文台は、約 500箇所に及びます。

(参考) 
https://paonavi.com/t/japos

2006年時点でも、約 400箇所に及びます。

(参考) 日本公開天文台協会
http://www.koukaitenmondai.jp/
https://www.astroarts.co.jp/news/2007/04/26japos/index-j.shtml


しかしながら、自治体等の競争(見栄)の為に、意味無く
大口径化が進み、その見栄味、使い勝手 etc は、残念な
がら低下してしまいました。

日本付近は、ほぼ1年中偏西風による大気擾乱(気流)の
為に、限界以上の口径では、星像が大きく乱れます。
即ち「星がピンボケ」してしまいます。

公開天文台を運営する職員・ボランティア等も、大きく分散
されて、クオリティの差も拡大してしまいました。


既に、昭和時代からの天文施設は、その多くが耐用年数
に到達し、施設の更新、改良等も進みつつあります。

また、諸条件に合わせた ※1、
全ての人が楽しめる天文施設 が、大いに期待されます。

初心者から研究者、マニアまで・・

___________________________________________________


※1
公開天文台の諸条件

・自然環境 → 山、高原、森、海 etc  
・観望環境 → 光害、悪気流 etc
・設置環境 → 想定利用者の居住地からの距離、時間
・人的環境 → 運営スタッフの確保、運営 etc
・付随環境 → 望遠鏡以外の施設(書籍映像等) 飲食宿泊 etc
-
・観望対象 → 星座、星雲星団彗星、月惑星重星、太陽 etc


様々な諸環境、様々な観望対象、その大半を網羅する為には、

複数の観望システム ≒ 望遠鏡システム

・・が必要となります。


続く・・ (`・ω・´)

☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm

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