○ 天体写真・ガイドライン(案) ☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
某・天文系雑誌の最新号の写真?に関し、各サイト等で、
いろいろな意見を拝見しました。画像処理論 etc
デジタル写真時代となってから、もう20年以上・・
途上にて、黒い太陽騒動等 ※、いろいろありました。
自然科学を否定するモノに対し、明確な区別の基準等、或いは、
天体写真・ガイドラインが必要でしょう。
自然科学写真(天体写真)は、真実性の提示・再現が、とても重要です。
即ち、科学的(物理的)再現性です。
そこに恣意的な情報が混じると、やはり拙いと思われます。
即ち「コピペ」、AI etc の特殊画像処理です。
科学的根拠 ( Scientific evidence ) が明瞭か否か。
科学的再現性を定量的に提示出来るか? etc
~ 撮影時間、その他物理的データ等。
これらが重要と考えます。
とりあえず、天体写真系の画像を
・記録写真 (ナチュラル)
・学術研究写真
・鑑賞写真 (アン・ナチュラル)
3種に区分します。
・記録写真 (ナチュラル) → 科学的根拠が明瞭 (眼視に近い) ≒ 観測写真。
カラー → png / fits 1枚撮り (背景ニュートラルグレー近似、ガンマ1.0 前後)
( 画像処理は特になし )
白黒 → fits1枚撮り (ガンマ1.0 前後、画像処理は特になし)
処理ソフトウェアのデータも必要。SharpCap Capture、 Makari 等
・学術研究写真 → 科学的根拠 ( Scientific evidence ) が判別 ≒ 観測写真。
ダーク、フラット + レベル調整(ガンマ)
コンポジット(スタック) ※
その他、干渉フィルター等装着 etc (外部物理的処理)
学術研究の目的、物理変換量等の判別が必要。
処理ソフトウェアのデータも必要。SharpCap Capture 等
(※ 撮影時間は、同夜のみが望ましい)
・鑑賞写真 (アン・ナチュラル) → 科学的根拠が不明瞭。
基本何でもあり、「コピペ」 OK (天体イラスト)
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上記画像 (M13)
○ SharpCap Captures
http://www.sharpcap.co.uk/sharpcap/downloads/
処理ソフトウェア詳細データは、メーカーが保有していると思われますが・・
※ 基礎データ調整 (1枚画像、画像処理は特になし)
取りあえず、ナチュラル調整が宜しいと思われます。
撮影時間の表示(1枚画像)
ガンマ 1.0 前後(50)
White Bal(R)(B) → 背景ニュートラルグレー近似(png ファイル)
なお、fits ファイル画像変換もワンクリック+です。
上記画像の元データは、text ファイルに保存されています。
[ZWO ASI224MC]
Pan=0
Tilt=0
Output Format=PNG files (*.png)
Binning=1
Capture Area=1304x976
Colour Space=RGB24
Temperature=13.8
Hardware Binning=Off
High Speed Mode=Off
Turbo USB=80(Auto)
Flip=None
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=434
Exposure=30
Timestamp Frames=On
White Bal (B)=85
White Bal (R)=70
Brightness=120
Gamma=50
Auto Exp Max Gain=300
Auto Exp Max Exp M S=30000
Auto Exp Target Brightness=100
Mono Bin=Off
Apply Flat=None
Subtract Dark=None
Display Brightness=1
Display Contrast=1
Display Gamma=1
TimeStamp=2020-04-28T15:00:46.0374383Z
(個別データ)
М13 (ヘルクレス座)
SQM - 21.0 mag/s2 前後、福岡県・八女星野
80 / 640 → 225 ㎜ (F 2.8 ) 新型・アクロマート (自作レンズ)
露出時間 30 秒、 1枚 画像。 画像処理は特になし。 リアルタイム映像 snapshot。
Gain ≒ 430 (ISO-3500 相当)
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※ 黒い太陽について・・
https://www.astroarts.co.jp/news/2010/10/20image_issue/index-j.shtml
> ● 天体写真を楽しむために
>
> 残された我々は一連の事件から何を教訓とすべきでしょう。
> 事件発覚直後の「星ナビ」2009年11月号より「星ナビギャラリー」の作品募集要項に
>「オリジナルデータの提出を求める場合がある」「撮影データに重大な誤りがあった
> 場合は、掲載を取り消す場合がある」ことを追記しました。
>
>「星ナビ」2010年1月号では「デジタル天体写真再考」と題し、
> 事件によって喚起された画像処理モラルを問う対談記事を企画しました。
「星ナビ」2017年9月号
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9288_hoshinavi
「星ナビ」2020年2月号
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11029_hoshinavi
「天文ガイド」2020年6月号
https://www.seibundo-shinkosha.net/magazine/astronomy/42360/
↑
「コピペ」推奨? 等、いろいろと考えさせられる内容です。
天文系雑誌のフォト・コンテスト等においても
・記録写真 (ナチュラル)
・学術研究写真
・鑑賞写真 (アン・ナチュラル)
3種に区分した方が良いかもしれません。
更には、眼視スケッチ部門 (眼視観測) 等の追加も・・
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm