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○ スモール・システム望遠鏡、考察 ☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]

大きい事はイイ事だ ~♪


平成初期バブル時代迄は、多くの世界でこの志向・思考がメジャー
でしたが。令和時代になって、いろいろと再考させられる事が
多くなった感じです。

「 望遠鏡の性能は、口径で決まる 」

・・という価値観を、一般天文ファンも追いかけるのは、
多大な労力(精神的・経済的負担)を伴います。


口径を大きくする事で、機動性が失われますから、新彗星等の
突発的現象への対応も遅れます。
(昨年のネオワイズ彗星等が、教訓になりました)

また、口径を大きくする事で、気流(シーイング)の影響も多大
となり、より多くの時間と忍耐力を必要とします。


ラージ・システムから、スモール・システムへ
最大メリットは、「運用が楽々」

・・これに尽きる感じです。


IMGP5476ms.jpg


スモール・システム、~3つの省力化 (3s)

・省時間
・省スペース
・省エネルギー

→ 機動性大・利便性大、+ 広視界撮像システム ※1


省時間
→ 少ない移動時間、少ない撮影時間(準備、待機含む)

省スペース
→ 小口径、明るいF値、小型軽量架台

省エネルギー
→ 少ない精神的・肉体的負担、少ないガソリン代等


m81-82h-1000.jpg


上記写真、( M-81-82 付近 )

R-64 フィルター組込み、4枚玉レンズ・ユニット
40 / 120mm (F 3.0)
鏡筒全長、約 200 mm (フード込み)

露光1分1枚画像(画像処理なし) リアルタイム映像

○ ZWO-224
http://www.kyoei-tokyo.jp/shopdetail/000000007489/ct979/page2/order/


SQM 19.5 前後の空で、21.0 相当の微光害地と、ほぼ同等の
写りとなっています。 近赤外・電子観望  ~スモール・システム望遠鏡


通常の可視光線( 約 400-700 nm )

・・から、R(赤色)+近赤外光( 約 640-1000 nm )に変更
する事により、都市光害の約 3/4 を キャンセルさせる事が
出来ます。(R-640 フィルター1枚で可能です)

即ち、SQM で、1.5 前後の向上となります。


都市郊外 (class4) の明るい空で、小光害地 (class2) ※2 
並みの画像を、リアルタイムで取得出来ます。


※1
小口径、明るいF値の光学系は、そのまま広視界撮像システム
(RFS) の基礎となります。 スモール・システム望遠鏡

最近のCMOS撮像トレンドは、大口径(長焦点)・より狭い範囲
の撮像に向かっている様子?ですが、その逆も面白そうです。

また撮像システム全体も、より短時間セッティングが可能な
モノが宜しいです。

※2
星空クラス(レベル)
http://hajimechan01.livedoor.blog/archives/8641916.html



続く・・ (`・ω・´)

☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm

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