○ ATM・博物史 ☆6 ( 現代作家 etc ) [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ ATM・博物史 ☆5( 日本特殊光機 etc )
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-08-13
・・の続きです。
平成時代以降の日本は、未曾有の経済衰退期に入り
科学技術大国から、観光立国に転落するに至りました。
ATM ~自作望遠鏡への熱意も、かなり衰退しました。
しかしながら、少数のベテラン+気鋭の新進作家。
そして、若い学生達も僅かながら、取り組んでいます。
ネット上( youtube etc )でも、その活躍を見る事が出来ます。
令和時代。
ベテラン・ATM 作家の筆頭
〇 wata 氏
https://www.youtube.com/user/wata4888645/videos
https://www.youtube.com/watch?v=-1FumJ322-I
光学系+駆動系(赤道儀)+ 電子回路。
更には、アルミメッキ蒸着装置、自動検査装置(AFT) etc
望遠鏡に関わる、全てを手掛けるスーパー作家です。
40cm カセグレンの超精密な造りは、圧観です。
(参考サイト)
https://wata4888645.hatenablog.com/
気鋭の新進作家
〇 okita 氏
https://www.youtube.com/watch?v=XDw1h7_TLZQ&t=14s
60cm 大口径ドブソニアンのスーパー運用
15cm 鏡面から自作したBASIC なニュートン反射望遠鏡 etc
光学全般、周辺機器等の、ハイレベルな研究・自作等も必見です。
(参考サイト)
https://okita-tenmon.com/index.html
http://blog.livedoor.jp/okita_tenmon/
https://twitter.com/hirofumi_okita
〇 沢山の個性的なベテラン・ATM 作家達
https://www.youtube.com/watch?v=ajDaaHnxa48
https://www.youtube.com/watch?v=g5KG8Sf33No
光学系からの自作は少ないものの、
それぞれに工夫された、多数の自作望遠鏡の運用は、
とても楽しそうです。
周辺光学系(アイピース、レデューサ etc )の工夫等も
多く、見所いっぱいです。
(参考サイト)
〇 civet 氏
http://uwakinabokura.livedoor.blog/
https://twitter.com/PACIFICA612
気になる、若い学生ATM作家がいっぱい?
〇 中部大学天文台
https://twitter.com/chubu_tenmon
・・密かに注目です。
(others)
〇 めいせい望遠鏡
https://www.youtube.com/watch?v=ckCwd0YpsdU
日本国内・最大口径( 3.8m )望遠鏡。
何故か、ATMっぽい感があります。
素敵な大望遠鏡です。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-08-13
・・の続きです。
平成時代以降の日本は、未曾有の経済衰退期に入り
科学技術大国から、観光立国に転落するに至りました。
ATM ~自作望遠鏡への熱意も、かなり衰退しました。
しかしながら、少数のベテラン+気鋭の新進作家。
そして、若い学生達も僅かながら、取り組んでいます。
ネット上( youtube etc )でも、その活躍を見る事が出来ます。
令和時代。
ベテラン・ATM 作家の筆頭
〇 wata 氏
https://www.youtube.com/user/wata4888645/videos
https://www.youtube.com/watch?v=-1FumJ322-I
光学系+駆動系(赤道儀)+ 電子回路。
更には、アルミメッキ蒸着装置、自動検査装置(AFT) etc
望遠鏡に関わる、全てを手掛けるスーパー作家です。
40cm カセグレンの超精密な造りは、圧観です。
(参考サイト)
https://wata4888645.hatenablog.com/
気鋭の新進作家
〇 okita 氏
https://www.youtube.com/watch?v=XDw1h7_TLZQ&t=14s
60cm 大口径ドブソニアンのスーパー運用
15cm 鏡面から自作したBASIC なニュートン反射望遠鏡 etc
光学全般、周辺機器等の、ハイレベルな研究・自作等も必見です。
(参考サイト)
https://okita-tenmon.com/index.html
http://blog.livedoor.jp/okita_tenmon/
https://twitter.com/hirofumi_okita
〇 沢山の個性的なベテラン・ATM 作家達
https://www.youtube.com/watch?v=ajDaaHnxa48
https://www.youtube.com/watch?v=g5KG8Sf33No
光学系からの自作は少ないものの、
それぞれに工夫された、多数の自作望遠鏡の運用は、
とても楽しそうです。
周辺光学系(アイピース、レデューサ etc )の工夫等も
多く、見所いっぱいです。
(参考サイト)
〇 civet 氏
http://uwakinabokura.livedoor.blog/
https://twitter.com/PACIFICA612
気になる、若い学生ATM作家がいっぱい?
〇 中部大学天文台
https://twitter.com/chubu_tenmon
・・密かに注目です。
(others)
〇 めいせい望遠鏡
https://www.youtube.com/watch?v=ckCwd0YpsdU
日本国内・最大口径( 3.8m )望遠鏡。
何故か、ATMっぽい感があります。
素敵な大望遠鏡です。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ ATM・博物史 ☆4 ( 星野氏+) [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ ATM・博物史 ☆2(中村氏~木邉氏+)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-05-14
・・の続きです。
戦後、昭和20~40年代は、木辺氏+星野氏が、
望遠鏡の自作文化(ATM)を牽引していました。
(昭和50年代~は、苗村氏+池谷氏)
○ 星野次郎氏(1916-1997)
1935 頃、京都大学・法学部
1946頃 ~、福岡県庁 +西村
星野氏、木邉氏の交流は、文献等の記録が不明ですが、
西村の鏡面研磨につき、多くの邂逅があったと思われます。
戦後、アマチュア天文界(ATM)等の隆盛に、深く関わった
星野氏。
書籍としては
1957年「望遠鏡の作り方」 恒星社、
1974年「反射望遠鏡の作り方」 恒星社
現在、復刻版が発売されています。
http://www.kouseisha.com/book/b212105.html
1965年、天文ガイド創設においても、星野氏が大きく関わった
模様です。
熊本県民天文台・会報(1997.10)において・・
アマチュアを代表する、望遠鏡・研究家の宮本幸男氏(熊本)が、
星野氏の福岡の自宅を訪ねた際に、天文ガイドの初代編集長から、
天文ファンを増やす為に、35mmカメラによる天体写真 ※1
の普及に携わった等のエピソードが残されています。
宮本幸男氏 ( 1921-2015 )
タカハシ、反射系・写真鏡筒(アストロカメラ)の開発において・・
シュミットカメラの開発を手がける為に、タカハシが1981年に
宮本氏を尋ねた事が記録されています。
当時、シュミットカメラ設計製作等の、第一人者であった宮本氏。
タカハシの光学設計者、秦氏は3日程、熊本に滞在し、
シュミットカメラの設計情報等を得たとの事です。
ATM (Amateur Telescope Making)
~アマチュア天文家による、望遠鏡の自作
日本においては、昭和時代後期(1970-1980年代)がピーク。
大きなムーブメントでした。
自作望遠鏡等、作例の多くは、ポータブル赤道儀。
そして、短焦点純ニュートン反射。
自作望遠鏡(鏡筒)の多くが、天体写真を目指したものでした。
屈折レンズを完成させた方々も多く居られました。
カセグレン系反射 (ドールカーカム etc)や、
シュミット&ライトシュミット系を自作する、スーパー自作マニア
の方も多数居られました。
○ 望遠鏡・クリエイター
先に記述した、熊本の宮本氏、国立科学博物館の村山氏 etc
らを含む、錚々たる顔触れでした。
上記書籍等にも、少々写真付で紹介されています。
※1
天文ガイド創刊(1965)年以前は、アマチュア天文家も少なく
35mm カメラによる天体写真も、数える程しか存在しなかった。
1965年、イケヤ・セキ彗星の出現で、35mm カメラの天体写真は
大きなブームとなり、現在に至っている。
彗星捜索者も大いに増え、彗星王国・日本が誕生した。
(参考)
○ 熊本県民天文台 ( 1997.10 )
http://www.kcao.jp/hosikuzu/hosikuzu.html
○ ATM (Amateur Telescope Making)☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-01-04
○ 星宴・2019-SP2、九州とタカハシの深い関係?
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2019-11-03
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-05-14
・・の続きです。
戦後、昭和20~40年代は、木辺氏+星野氏が、
望遠鏡の自作文化(ATM)を牽引していました。
(昭和50年代~は、苗村氏+池谷氏)
○ 星野次郎氏(1916-1997)
1935 頃、京都大学・法学部
1946頃 ~、福岡県庁 +西村
星野氏、木邉氏の交流は、文献等の記録が不明ですが、
西村の鏡面研磨につき、多くの邂逅があったと思われます。
戦後、アマチュア天文界(ATM)等の隆盛に、深く関わった
星野氏。
書籍としては
1957年「望遠鏡の作り方」 恒星社、
1974年「反射望遠鏡の作り方」 恒星社
現在、復刻版が発売されています。
http://www.kouseisha.com/book/b212105.html
1965年、天文ガイド創設においても、星野氏が大きく関わった
模様です。
熊本県民天文台・会報(1997.10)において・・
アマチュアを代表する、望遠鏡・研究家の宮本幸男氏(熊本)が、
星野氏の福岡の自宅を訪ねた際に、天文ガイドの初代編集長から、
天文ファンを増やす為に、35mmカメラによる天体写真 ※1
の普及に携わった等のエピソードが残されています。
宮本幸男氏 ( 1921-2015 )
タカハシ、反射系・写真鏡筒(アストロカメラ)の開発において・・
シュミットカメラの開発を手がける為に、タカハシが1981年に
宮本氏を尋ねた事が記録されています。
当時、シュミットカメラ設計製作等の、第一人者であった宮本氏。
タカハシの光学設計者、秦氏は3日程、熊本に滞在し、
シュミットカメラの設計情報等を得たとの事です。
ATM (Amateur Telescope Making)
~アマチュア天文家による、望遠鏡の自作
日本においては、昭和時代後期(1970-1980年代)がピーク。
大きなムーブメントでした。
自作望遠鏡等、作例の多くは、ポータブル赤道儀。
そして、短焦点純ニュートン反射。
自作望遠鏡(鏡筒)の多くが、天体写真を目指したものでした。
屈折レンズを完成させた方々も多く居られました。
カセグレン系反射 (ドールカーカム etc)や、
シュミット&ライトシュミット系を自作する、スーパー自作マニア
の方も多数居られました。
○ 望遠鏡・クリエイター
先に記述した、熊本の宮本氏、国立科学博物館の村山氏 etc
らを含む、錚々たる顔触れでした。
上記書籍等にも、少々写真付で紹介されています。
※1
天文ガイド創刊(1965)年以前は、アマチュア天文家も少なく
35mm カメラによる天体写真も、数える程しか存在しなかった。
1965年、イケヤ・セキ彗星の出現で、35mm カメラの天体写真は
大きなブームとなり、現在に至っている。
彗星捜索者も大いに増え、彗星王国・日本が誕生した。
(参考)
○ 熊本県民天文台 ( 1997.10 )
http://www.kcao.jp/hosikuzu/hosikuzu.html
○ ATM (Amateur Telescope Making)☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-01-04
○ 星宴・2019-SP2、九州とタカハシの深い関係?
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2019-11-03
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ ATM・博物史 ☆3 ( 苗村氏+) [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ ATM・博物史 ☆2(中村氏~木邉氏+)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-05-14
・・の続きです。
木邉成麿(宣慈)氏の弟子に当たる、苗村敬夫 氏(1937-)
1960年頃から、木辺氏に従事。
1976 年頃に独立、その後、約 1000面のミラー・レンズ等
を研磨、日本の天文・望遠鏡界に多大な貢献を残しました。
西村製作所等、大口径望遠鏡の開発に携わると共に、
雑誌・書籍等、反射鏡の製作記事を多数手掛けました。
昭和時代後期(1970-1980年代)、望遠鏡・自作ムーブメント
(ATM) において、多大な貢献を残しました。
1961年作成、NO1レンズは、
関 勉 氏の新彗星発見に、大いに貢献しました。
ある意味、日本のアマチュア天文界を変えたレンズ
と言えるでしょう。
1976年、天文ガイド5月号の広告に、以下のように
記されています。
「 苗村さんと私の出逢いは1961年秋、苗村さん
の磨いた口径9㎝の対物レンズを受取った時
に始まる。このNO1のサインのあるレンズ
は、奇しくもその年の10月11日、新しい
ホウキ星を見せてくれた・・」
まさに、夢のレンズでした。
1979年 (昭和54年) 、大口径反射望遠鏡の自作者向けに、
誠文堂新光社から、
「本格派のための反射望遠鏡の製作」(天文ガイド編)
が刊行されています。
著者は、苗村敬夫氏等、8人が記載されています。
20cmクラスの反射(ニュートン+ドールカーカム)
光学系研磨及び赤道儀(本体+駆動部、電子回路等)etc
特筆すべきは、当時としては最先端の、自動追尾
(ロボットガイド)が載っているところでしょう。
昭和時代後期(1970-1980年代)
日本におけるATMの全盛期であり、自作の大口径・
反射望遠鏡が、全国に見られた時期です。
星祭り等でも、多くの自作望遠鏡が披露されていました。
ライト・シュミット等の、高度な光学系もありました。
しかしながら・・
令和時代になり、日本での自作望遠鏡への熱意は、
ほぼ消えてしまいました。
市販のレンズ・ミラー等を組み合わせる事を「 自作 」
と呼ぶ衰退ぶりです。
本家・アメリカの自作望遠鏡ムーブメント(ATM)
2022年現在でも、極めて隆盛です。
○ クラウディ・ナイト ATM
https://www.cloudynights.com/forum/70-atm-optics-and-diy-forum/
自作望遠鏡(ATM)関連のみで、約 23000 topix、
ここ1年間でも、約 3000 の増加です。
世界ナンバーワン国家と、衰退国の格差を感じます・・
(参考)
○ 苗村敬夫 氏(1937-)
オフィシャルサイト
http://www.eonet.ne.jp/~namurakyo/
関 勉 氏
http://comet-seki.net/MemComet_C1961T1Seki.html
http://comet-seki.net/Diary200503.html
現代の名工
https://www.gaido.jp/suteki/14723.html
(米国ATM)
https://www.pinterest.jp/pin/339247784429476021/
https://www.pinterest.jp/pin/135530270027286765/
https://www.pinterest.jp/pin/12736811437068267/
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-05-14
・・の続きです。
木邉成麿(宣慈)氏の弟子に当たる、苗村敬夫 氏(1937-)
1960年頃から、木辺氏に従事。
1976 年頃に独立、その後、約 1000面のミラー・レンズ等
を研磨、日本の天文・望遠鏡界に多大な貢献を残しました。
西村製作所等、大口径望遠鏡の開発に携わると共に、
雑誌・書籍等、反射鏡の製作記事を多数手掛けました。
昭和時代後期(1970-1980年代)、望遠鏡・自作ムーブメント
(ATM) において、多大な貢献を残しました。
1961年作成、NO1レンズは、
関 勉 氏の新彗星発見に、大いに貢献しました。
ある意味、日本のアマチュア天文界を変えたレンズ
と言えるでしょう。
1976年、天文ガイド5月号の広告に、以下のように
記されています。
「 苗村さんと私の出逢いは1961年秋、苗村さん
の磨いた口径9㎝の対物レンズを受取った時
に始まる。このNO1のサインのあるレンズ
は、奇しくもその年の10月11日、新しい
ホウキ星を見せてくれた・・」
まさに、夢のレンズでした。
1979年 (昭和54年) 、大口径反射望遠鏡の自作者向けに、
誠文堂新光社から、
「本格派のための反射望遠鏡の製作」(天文ガイド編)
が刊行されています。
著者は、苗村敬夫氏等、8人が記載されています。
20cmクラスの反射(ニュートン+ドールカーカム)
光学系研磨及び赤道儀(本体+駆動部、電子回路等)etc
特筆すべきは、当時としては最先端の、自動追尾
(ロボットガイド)が載っているところでしょう。
昭和時代後期(1970-1980年代)
日本におけるATMの全盛期であり、自作の大口径・
反射望遠鏡が、全国に見られた時期です。
星祭り等でも、多くの自作望遠鏡が披露されていました。
ライト・シュミット等の、高度な光学系もありました。
しかしながら・・
令和時代になり、日本での自作望遠鏡への熱意は、
ほぼ消えてしまいました。
市販のレンズ・ミラー等を組み合わせる事を「 自作 」
と呼ぶ衰退ぶりです。
本家・アメリカの自作望遠鏡ムーブメント(ATM)
2022年現在でも、極めて隆盛です。
○ クラウディ・ナイト ATM
https://www.cloudynights.com/forum/70-atm-optics-and-diy-forum/
自作望遠鏡(ATM)関連のみで、約 23000 topix、
ここ1年間でも、約 3000 の増加です。
世界ナンバーワン国家と、衰退国の格差を感じます・・
(参考)
○ 苗村敬夫 氏(1937-)
オフィシャルサイト
http://www.eonet.ne.jp/~namurakyo/
関 勉 氏
http://comet-seki.net/MemComet_C1961T1Seki.html
http://comet-seki.net/Diary200503.html
現代の名工
https://www.gaido.jp/suteki/14723.html
(米国ATM)
https://www.pinterest.jp/pin/339247784429476021/
https://www.pinterest.jp/pin/135530270027286765/
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続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ ATM・博物史 ☆2(中村氏~木邉氏+) [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ ATM・博物史 ☆1( 山崎氏 ~中村氏+)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-05-01
・・の続きです。
ATM (Amateur Telescope Making)
~アマチュア天文家による、望遠鏡の自作
日本国内においては、大正後期頃から始まり、
1930年(昭和5年)前後には、京都を中心に
大きなムーブメントになっていた様子です。
中心となったのは、京都大学・花山天文台
中村要氏でした。
反射望遠鏡
屈折望遠鏡
写真レンズ
3つ全てにおいて、当時の世界最高レベルの作品を創りました。
中村要氏は、 1930年前後、五藤光学、西村製作所の
反射ミラー、屈折レンズ等の製造にも携わっています。
天体観測全般においても、1926 年(大正15年)には
・趣味の天体観測
○ 国会図書館・デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1016786
を刊行、いわば、天文学のハード&ソフト、双方の普及に
貢献しました。
・反射屈折天体望遠鏡作り方
・天体写真術
2冊の刊行は、当時のアマチュア天文家に
多大な影響を与えました。
天文学会においても、多数の論文等を発表
東亜天文学会(天界)
1922~1932年、約10年に渡り
望遠鏡光学、天体観測 etc 数多くの文献を掲載しています。
日本天文学会(天文月報)
1931年(11-12月号)
天体写真用・対物レンズ、に関する文献を掲載しています。
その後、1932年末、28歳の若さで天逝されました。
中村要氏の弟子とされるのが、木邉成麿(宣慈)氏
中村氏の遺作の研究を始めつつ
1936年、最初の書籍、天体望遠鏡の作り方を刊行
1938年、シュミット光学系の研究論文を発表
戦前において、極めて高度の光学研究・製品開発を
成し遂げました。
戦後も、西村製作所等の大口径望遠鏡開発を手掛けると共に、
自身の書籍の改版を2度刊行(表題は、反射望遠鏡~)
昭和(高度成長)時代の、望遠鏡・自作ムーブメント
において、多大な貢献をしました。
( 参考 ~弊サイト)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-03-01
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-04-10
戦後(1950年代)
中心は東京に移り、唯一の天文系雑誌「 天文と気象 」の
反射望遠鏡・自作記事の連載も開始し、東京科学博物館(後の国立)
村山定男氏らが、アマチュア望遠鏡・自作ムーブメントを
牽引しました。
また、全国各地で望遠鏡の自作ブームが始まりました。
星野次郎氏が、活躍したのもこの頃です。
1965年には、天文ガイドも創刊
ATMムーブメントは、更に大きくなり・・
黄金の 1970-1980 年代( 天文ビックバン ) に繋がります。
(参考)
○ 中村要 氏 (1904-1932)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E8%A6%81
西村製作所望遠鏡資料とその最古の天体望遠鏡写真帳
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11641095
日本最初の銀メッキ反射望遠鏡と日本の望遠鏡製作
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11641081
中村要鏡とクック25cm屈折望遠鏡
https://double-cluster2018.amebaownd.com/
中村要と反射望遠鏡
https://astrophotoclub.com/nakamurakaname/nakamurakaname.htm
日本天文学会(天文月報)
https://www.asj.or.jp/geppou/contents/
https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1931/index.htm
東亜天文学会(天界)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/159113
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161644/1/tnk000120_216.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161697/1/tnk000124_368.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161961/1/tnk000133_180.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161973/1/tnk000134_231.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/159252
○ 木邉成麿(宣慈)氏 (1912-1990)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E8%BE%BA%E5%AE%A3%E6%85%88
東亜天文学会(天界)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/159113
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/162289/1/tnk000140_452.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/165429/1/tnk000150_365.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/167719/1/tnk000210_371.pdf
野洲市
https://www.city.yasu.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/70/7383.pdf
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-05-01
・・の続きです。
ATM (Amateur Telescope Making)
~アマチュア天文家による、望遠鏡の自作
日本国内においては、大正後期頃から始まり、
1930年(昭和5年)前後には、京都を中心に
大きなムーブメントになっていた様子です。
中心となったのは、京都大学・花山天文台
中村要氏でした。
反射望遠鏡
屈折望遠鏡
写真レンズ
3つ全てにおいて、当時の世界最高レベルの作品を創りました。
中村要氏は、 1930年前後、五藤光学、西村製作所の
反射ミラー、屈折レンズ等の製造にも携わっています。
天体観測全般においても、1926 年(大正15年)には
・趣味の天体観測
○ 国会図書館・デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1016786
を刊行、いわば、天文学のハード&ソフト、双方の普及に
貢献しました。
・反射屈折天体望遠鏡作り方
・天体写真術
2冊の刊行は、当時のアマチュア天文家に
多大な影響を与えました。
天文学会においても、多数の論文等を発表
東亜天文学会(天界)
1922~1932年、約10年に渡り
望遠鏡光学、天体観測 etc 数多くの文献を掲載しています。
日本天文学会(天文月報)
1931年(11-12月号)
天体写真用・対物レンズ、に関する文献を掲載しています。
その後、1932年末、28歳の若さで天逝されました。
中村要氏の弟子とされるのが、木邉成麿(宣慈)氏
中村氏の遺作の研究を始めつつ
1936年、最初の書籍、天体望遠鏡の作り方を刊行
1938年、シュミット光学系の研究論文を発表
戦前において、極めて高度の光学研究・製品開発を
成し遂げました。
戦後も、西村製作所等の大口径望遠鏡開発を手掛けると共に、
自身の書籍の改版を2度刊行(表題は、反射望遠鏡~)
昭和(高度成長)時代の、望遠鏡・自作ムーブメント
において、多大な貢献をしました。
( 参考 ~弊サイト)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-03-01
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-04-10
戦後(1950年代)
中心は東京に移り、唯一の天文系雑誌「 天文と気象 」の
反射望遠鏡・自作記事の連載も開始し、東京科学博物館(後の国立)
村山定男氏らが、アマチュア望遠鏡・自作ムーブメントを
牽引しました。
また、全国各地で望遠鏡の自作ブームが始まりました。
星野次郎氏が、活躍したのもこの頃です。
1965年には、天文ガイドも創刊
ATMムーブメントは、更に大きくなり・・
黄金の 1970-1980 年代( 天文ビックバン ) に繋がります。
(参考)
○ 中村要 氏 (1904-1932)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E8%A6%81
西村製作所望遠鏡資料とその最古の天体望遠鏡写真帳
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11641095
日本最初の銀メッキ反射望遠鏡と日本の望遠鏡製作
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11641081
中村要鏡とクック25cm屈折望遠鏡
https://double-cluster2018.amebaownd.com/
中村要と反射望遠鏡
https://astrophotoclub.com/nakamurakaname/nakamurakaname.htm
日本天文学会(天文月報)
https://www.asj.or.jp/geppou/contents/
https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1931/index.htm
東亜天文学会(天界)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/159113
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161644/1/tnk000120_216.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161697/1/tnk000124_368.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161961/1/tnk000133_180.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/161973/1/tnk000134_231.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/159252
○ 木邉成麿(宣慈)氏 (1912-1990)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E8%BE%BA%E5%AE%A3%E6%85%88
東亜天文学会(天界)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/159113
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/162289/1/tnk000140_452.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/165429/1/tnk000150_365.pdf
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/167719/1/tnk000210_371.pdf
野洲市
https://www.city.yasu.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/70/7383.pdf
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ ATM・博物史 ☆1( 山崎氏 ~中村氏+) [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
ATM (Amateur Telescope Making)
~アマチュア天文家による、望遠鏡の自作
一般のアマチュア天文家による、望遠鏡の自作の歴史は
1920年代~、米国とされます ※1
第一次世界大戦後の、空前の景気の波に押され
科学技術が、一般市民にも広く普及した、初めての時代
でもあります。
6~8インチ(15~20cm)前後のニュートン反射を
中心に、様々な望遠鏡の自作が始まりました。
ATMの中でも代表的な、ステラファン天文台の望遠鏡
イベント ※2
約 100年の、長い歴史となっています。
(参考)
https://www.youtube.com/watch?v=byLGmUbtkWQ
https://www.youtube.com/watch?v=QKkgM9n0REM
日本においても、1926 年(大正15年)
天文学者・山崎正光氏(1886-1959)の
「 天体望遠鏡の作り方 」が出版され、米国と同レベルの
自作情報が得られるようになりました。
○ 国会図書館・デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1021368
内容は、
・反射望遠鏡
研磨の概略
フーコーテスト
パラボラ化
平面鏡作成
銀メッキ
・屈折望遠鏡
レンズ設計
研磨の概略
精度テスト
修正研磨
・赤道儀+モーター駆動
↑
100年後の現代に迫る、
驚異のクオリティとなっています。
特に、屈折望遠鏡・レンズ設計の情報は、
現在でも書籍で存在するものはほぼ皆無で、その
先見性は特筆すべきものがあります。
また・・
山崎正光氏、望遠鏡光学の論文等は、先んじて
1921-1922年、天文月報(日本天文学会)で公開されて
います。※3
なお、山崎正光氏の偉業・総覧は、ドームナビ ※4
等にて見る事が出来ます(連載中)
________________________________________________________
1920年代より、国内光学メーカー(ニコン・五藤等)も、
望遠鏡の国内生産に着手、生産を開始しています。※5
庶民的な価格になったのは、1930年代になってからです。
カメラレンズの国内設計・生産等も
小西六(現・ コニカミノルタ + ソニー)※6 において、
1930年代より開始しています。
1935年(昭和10年)頃は、近軸光線追跡+実光線追跡 ※7
の技術を会得して、現代的なレンズ設計の体制を整備
しています。
1930年(昭和5年)前後、京都大学の中村要氏により、
日本国内におけるATM普及が、大いに進捗した時代でした。
京都、東京等、各地で天文同好会・研究会等が設立。
ニュートン反射望遠鏡を中心に、第一次・自作ムーブメント
が興りました。
中村要氏自身は、1926年頃に光学メーカー等に先行して
反射望遠鏡、後に屈折望遠鏡レンズ、カメラレンズの
設計、研磨に成功しています。
(五藤光学、西村製作所の反射ミラー、屈折レンズ等の
製造にも携わっています。)
(参考資料)
※1
ATM~ Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Amateur_telescope_making
https://www.amazon.com/Amateur-Telescope-Making-Vol-1/dp/0943396484
※2
Stellafane
https://stellafane.org/
※3 日本天文学会
https://www.asj.or.jp/geppou/contents/
https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1921/index.htm
https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1922/index.htm
※4
星夜の逸品(ドームナビ)
https://www.domenavi.com/ippin/index.html
中村要鏡とクック25cm屈折望遠鏡
https://double-cluster2018.amebaownd.com/posts/6669975
我が国はじめての彗星発見者
http://astrophotoclub.com/yamazaki_masamitu.html
※5
望遠鏡博物館
https://www.telescope-museum.com/wp-content/uploads/2017/02/8
a4b2f58c56a0101e787fcd887d86414.pdf
※6
コニカミノルタ
http://www.konicaminolta.jp/about/research/technology_report/1999/pdf/38.pdf
※7
実光線追跡(例)
http://hajimechan01.livedoor.blog/archives/6752434.html
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
● 消えゆくアマチュア天文家 ☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
● 科学技術立国の衰退、1980~ ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2021-06-05
・・の続きです。
昭和時代(1970-1980年代)日本は、科学技術立国と呼ばれていました。
科学技術の衰退は、当然に経済・GDPの低下となります。
1995 → 2020 世界シェアの予測値は1/3程度。激減です。※1
GDPの低下率は、世界ワースト・NO1 ★ です。
国民の平均的な科学技術リテラシー(基礎的素養)も低下しました。
天文・宇宙界(特にアマチュア天文界)も
昭和後期 (1970-1980年代) 大きく盛り上がりました。
多くの天文家が誕生し、多くの業績を残しました。
新天体発見のような派手な活動から、地道な天体観測活動
天文計算、望遠鏡等の光学設計 etc
様々な分野で、そのスペシャリスト天文家が
活躍されていました。
しかしながら、年月は過ぎ・・
1970-1990 年代に活躍された、沢山のベテラン天文家。
2022・現在、その多くが引退・活動停止となりました。
天文宇宙界、各派盛衰 ☆★
観測(写真)派
理論(計算)派
装置(自作)派
-
眼視観望派
鑑賞写真派
初心者
大まかに、天文宇宙系・6派のカテゴリーに分類し、
その盛衰をグラフ化してみました。
上3つ、ハイアマ領域+は、2000年代以降
大きく衰退しています。
(プロの天文・宇宙開発分野は、マイペースで進んでいます)
すなわち、ベテラン天文家の引退・活動停止後に、
若い人材が出でこない現状があります。
また、天文人口の高齢化に伴い、眼視観望派も序々に
減少しつつあります。
下2つは、相変わらず盛況です。
鑑賞写真派、初心者
特に、鑑賞写真派
各 blog・twitter 等は、派手派手なエンタメ合成天体画像
で埋め尽くされている状態です。
日本アマチュア天文史(+ 続)
2冊の本が、恒星社から発売されていました。
日本アマチュア天文史編纂会、そのメンバーは極めて豪華。
望遠鏡に関しては、当時の東京天文台・富田氏が
執筆されていました。
アマチュア天文界
昭和時代後期(1970-1980年代)が、一番大きく盛り上がって
いたような感じです。
(備考) 恒星社・オフィシャル
http://www.kouseisha.com/
さて・・
天文分野に限らず、理工系全般に、衰退が進行中です。
例えば、電気・電子回路等
多くの専門誌等においては、難解な技術等の記事が激減し、
簡便な図説で誤魔化して? います。
学生の理系離れも継続中です。
高校物理の選択率も、あまり上がらない状態です。※2
科学全般については、やはり国家組織( 内閣府・文部科学省等 )主導で
盛り立てていく必要があるのでしょうが・・
残念ながら、観光立国推進基本法 ※3、観光立国として
衰退する道を選択した様子です。
(参考資料)
※1 内閣府、専門調査会情報等
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s3_2_15.html
※2 jstage 高校における物理履修状況の変遷
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pesj/38/4/38_KJ00005896047/_pdf
※3
観光立国推進基本法(観光庁)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/kankorikkoku/kihonhou.html
> 観光を21世紀における日本の重要な政策の柱として明確に位置付けています。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2021-06-05
・・の続きです。
昭和時代(1970-1980年代)日本は、科学技術立国と呼ばれていました。
科学技術の衰退は、当然に経済・GDPの低下となります。
1995 → 2020 世界シェアの予測値は1/3程度。激減です。※1
GDPの低下率は、世界ワースト・NO1 ★ です。
国民の平均的な科学技術リテラシー(基礎的素養)も低下しました。
天文・宇宙界(特にアマチュア天文界)も
昭和後期 (1970-1980年代) 大きく盛り上がりました。
多くの天文家が誕生し、多くの業績を残しました。
新天体発見のような派手な活動から、地道な天体観測活動
天文計算、望遠鏡等の光学設計 etc
様々な分野で、そのスペシャリスト天文家が
活躍されていました。
しかしながら、年月は過ぎ・・
1970-1990 年代に活躍された、沢山のベテラン天文家。
2022・現在、その多くが引退・活動停止となりました。
天文宇宙界、各派盛衰 ☆★
観測(写真)派
理論(計算)派
装置(自作)派
-
眼視観望派
鑑賞写真派
初心者
大まかに、天文宇宙系・6派のカテゴリーに分類し、
その盛衰をグラフ化してみました。
上3つ、ハイアマ領域+は、2000年代以降
大きく衰退しています。
(プロの天文・宇宙開発分野は、マイペースで進んでいます)
すなわち、ベテラン天文家の引退・活動停止後に、
若い人材が出でこない現状があります。
また、天文人口の高齢化に伴い、眼視観望派も序々に
減少しつつあります。
下2つは、相変わらず盛況です。
鑑賞写真派、初心者
特に、鑑賞写真派
各 blog・twitter 等は、派手派手なエンタメ合成天体画像
で埋め尽くされている状態です。
日本アマチュア天文史(+ 続)
2冊の本が、恒星社から発売されていました。
日本アマチュア天文史編纂会、そのメンバーは極めて豪華。
望遠鏡に関しては、当時の東京天文台・富田氏が
執筆されていました。
アマチュア天文界
昭和時代後期(1970-1980年代)が、一番大きく盛り上がって
いたような感じです。
(備考) 恒星社・オフィシャル
http://www.kouseisha.com/
さて・・
天文分野に限らず、理工系全般に、衰退が進行中です。
例えば、電気・電子回路等
多くの専門誌等においては、難解な技術等の記事が激減し、
簡便な図説で誤魔化して? います。
学生の理系離れも継続中です。
高校物理の選択率も、あまり上がらない状態です。※2
科学全般については、やはり国家組織( 内閣府・文部科学省等 )主導で
盛り立てていく必要があるのでしょうが・・
残念ながら、観光立国推進基本法 ※3、観光立国として
衰退する道を選択した様子です。
(参考資料)
※1 内閣府、専門調査会情報等
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s3_2_15.html
※2 jstage 高校における物理履修状況の変遷
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pesj/38/4/38_KJ00005896047/_pdf
※3
観光立国推進基本法(観光庁)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/kankorikkoku/kihonhou.html
> 観光を21世紀における日本の重要な政策の柱として明確に位置付けています。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ アストロカメラ 再考 ☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
星野用・撮像システム(写真レンズ)
昭和風のネーミングで呼べば、「アストロカメラ 」
・・となるでしょうか?
F2~3前後の明るさ+高シャープネスのレンズ・システム。
古い文献(天文書等)を見ると、1970-1980 年代は
高級カメラレンズ(キヤノン 300mm F 2.8 蛍石 etc)
の独壇場な感じでした。
デジタル時代(1995~)に入り、タカハシ FSQ-106、85 等
F3台の明るく高シャープネスのレンズが発売されます。
新・デジタル時代(2015~)
各社CMOSセンサーは、急速に性能を向上.
特にソニーは、2014年、事実上の世界最高感度 SNR1s ** [lx] 0.13
・・を誇る、IMX 224 センサーを開発。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201410/14-106/
2016年頃から、同様のセンサー
を使用した安価なCMOSカメラが、各社から発売されました。
天文用 web カメラ(電子観望)ブームの始まりです。。
2022年現在、中望遠カメラレンズの性能も極度に向上。
(参考) Sony-135㎜ F1.8
https://digicame-info.com/2019/06/fe135mm-f18-gm-4.html
135mmクラスの解像度は、思いの他高く、
メシエ天体等の主要星雲星団等の構造が、かなり解像します。
高解像+広視界の画像を、コンスタントに得る事が可能な
最短焦点な感じです。
フィルム時代の、300mm F 2.8 蛍石 etc
を凌駕するレベルです。
小面積センサー(1~1/3 inch)の活用も
進んできました。
○ 新型・アクロマート、第4レンズ(自作レンズ)
40/ 135mm (F 3.3)
電子観望・撮像システム、2群4枚構成
使用全長、約 250mm (フード込み)
対物レンズ・ユニット、約 100g +
軽量コンパクト、抜群の機動性。
https://hajimechan01.blog.fc2.com/blog-date-202203.html
まあまあの使用感です。
今後も、星野撮像ツールは、大きく変化しそうな感じです。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
昭和風のネーミングで呼べば、「アストロカメラ 」
・・となるでしょうか?
F2~3前後の明るさ+高シャープネスのレンズ・システム。
古い文献(天文書等)を見ると、1970-1980 年代は
高級カメラレンズ(キヤノン 300mm F 2.8 蛍石 etc)
の独壇場な感じでした。
デジタル時代(1995~)に入り、タカハシ FSQ-106、85 等
F3台の明るく高シャープネスのレンズが発売されます。
新・デジタル時代(2015~)
各社CMOSセンサーは、急速に性能を向上.
特にソニーは、2014年、事実上の世界最高感度 SNR1s ** [lx] 0.13
・・を誇る、IMX 224 センサーを開発。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201410/14-106/
2016年頃から、同様のセンサー
を使用した安価なCMOSカメラが、各社から発売されました。
天文用 web カメラ(電子観望)ブームの始まりです。。
2022年現在、中望遠カメラレンズの性能も極度に向上。
(参考) Sony-135㎜ F1.8
https://digicame-info.com/2019/06/fe135mm-f18-gm-4.html
135mmクラスの解像度は、思いの他高く、
メシエ天体等の主要星雲星団等の構造が、かなり解像します。
高解像+広視界の画像を、コンスタントに得る事が可能な
最短焦点な感じです。
フィルム時代の、300mm F 2.8 蛍石 etc
を凌駕するレベルです。
小面積センサー(1~1/3 inch)の活用も
進んできました。
○ 新型・アクロマート、第4レンズ(自作レンズ)
40/ 135mm (F 3.3)
電子観望・撮像システム、2群4枚構成
使用全長、約 250mm (フード込み)
対物レンズ・ユニット、約 100g +
軽量コンパクト、抜群の機動性。
https://hajimechan01.blog.fc2.com/blog-date-202203.html
まあまあの使用感です。
今後も、星野撮像ツールは、大きく変化しそうな感じです。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ シン・天体写真論 ? ☆2 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ シン・天体写真論 ? ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-01-22
・・の続きです。
月刊・星ナビ 2022.02月号 ・・においての、問題提起。
>「 狭義の写真 」の範疇で撮影されたものを「 星景写真 」
> 露出(シャッター速度・ISO感度など )を変えたり、
> 時間差のある複数の画像を合成するなどの 手法を用い
> たものを「 星景画像 」と定義してはどうかと考えました。
https://twitter.com/Hoshinavi
星景写真に関わらず、「 天体写真 」と呼ばれる画像等
明瞭な区分が必要でしょう。
○ 自然科学写真(天体等)
○ 自由創作画像
・・2つの区分(案)です。
自然科学写真は、撮影手法において、再現性が求められます。
正確な撮影データ等も、提示されなければなりません。
即ち、学術研究写真(学術論文)に近いレベルでの、
説明責任 ※1 も生じます。
「 自己表現 」 とは、やや離れたモノです。
あるがままの自然の姿を、物理的整合性を満たしつつ
写す事が重要です。
自由創作画像は、基本何でもアリ。
「 表現者 」 の思想に従い、あるがままに
元データから自由に創作(画像処理)するのが良いでしょう。
世界の多様性? が大きく広がります。
撮影者(クリエイター)の自己主張。即ち・・
表現したいテーマ等が、明瞭である事が重要です。
○ 自然科学写真(天体等)
シンプルに、FITS ファイル1枚撮りが、
最適でしょう。
即ち、「 記録写真 」 ☆★
の立ち位置です。
天文雑誌・フォトコン( 自然科学部門 )
・・の応募においては、fits.file 1枚撮り ※2 を、
そのまま送るだけでOKが宜しいでしょう。
(撮影データは、fits.file、に内包出来る撮像ソフトを使用)
光子データも保存され、測光・測位データとしても
活用出来ます。(短時間露光、1枚撮り)
レナード彗星 (C/2021A1) 処理例
・カラー → 白黒変換
・反転
・レベル調整
3つの画像処理(例)
https://hajimechan01.blog.fc2.com/blog-entry-174.html
鑑賞写真としては、かなり地味ですが・・
「 わびさび 」 は感じられるかも?
(備考)
○ 国立すばる画像解析ソフト makalii
https://makalii.mtk.nao.ac.jp/index.html
※1
~ 説明責任
自然科学写真は、撮影手法において、再現性が求められます。
正確な撮影データ等も、提示されなければなりません。
(備考)
○ 天体写真・ガイドライン(案)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-08
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-15
※2
天体写真は、自然の創造物です。
予期しない現象の記録(新天体等)が生じたりと、
撮影者の想像を超えて来る事が多々あります。
1枚撮りの美学? は、その想像を超えた場面に居合わせる
事に有るかも知れません。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-01-22
・・の続きです。
月刊・星ナビ 2022.02月号 ・・においての、問題提起。
>「 狭義の写真 」の範疇で撮影されたものを「 星景写真 」
> 露出(シャッター速度・ISO感度など )を変えたり、
> 時間差のある複数の画像を合成するなどの 手法を用い
> たものを「 星景画像 」と定義してはどうかと考えました。
https://twitter.com/Hoshinavi
星景写真に関わらず、「 天体写真 」と呼ばれる画像等
明瞭な区分が必要でしょう。
○ 自然科学写真(天体等)
○ 自由創作画像
・・2つの区分(案)です。
自然科学写真は、撮影手法において、再現性が求められます。
正確な撮影データ等も、提示されなければなりません。
即ち、学術研究写真(学術論文)に近いレベルでの、
説明責任 ※1 も生じます。
「 自己表現 」 とは、やや離れたモノです。
あるがままの自然の姿を、物理的整合性を満たしつつ
写す事が重要です。
自由創作画像は、基本何でもアリ。
「 表現者 」 の思想に従い、あるがままに
元データから自由に創作(画像処理)するのが良いでしょう。
世界の多様性? が大きく広がります。
撮影者(クリエイター)の自己主張。即ち・・
表現したいテーマ等が、明瞭である事が重要です。
○ 自然科学写真(天体等)
シンプルに、FITS ファイル1枚撮りが、
最適でしょう。
即ち、「 記録写真 」 ☆★
の立ち位置です。
天文雑誌・フォトコン( 自然科学部門 )
・・の応募においては、fits.file 1枚撮り ※2 を、
そのまま送るだけでOKが宜しいでしょう。
(撮影データは、fits.file、に内包出来る撮像ソフトを使用)
光子データも保存され、測光・測位データとしても
活用出来ます。(短時間露光、1枚撮り)
レナード彗星 (C/2021A1) 処理例
・カラー → 白黒変換
・反転
・レベル調整
3つの画像処理(例)
https://hajimechan01.blog.fc2.com/blog-entry-174.html
鑑賞写真としては、かなり地味ですが・・
「 わびさび 」 は感じられるかも?
(備考)
○ 国立すばる画像解析ソフト makalii
https://makalii.mtk.nao.ac.jp/index.html
※1
~ 説明責任
自然科学写真は、撮影手法において、再現性が求められます。
正確な撮影データ等も、提示されなければなりません。
(備考)
○ 天体写真・ガイドライン(案)
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-08
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-15
※2
天体写真は、自然の創造物です。
予期しない現象の記録(新天体等)が生じたりと、
撮影者の想像を超えて来る事が多々あります。
1枚撮りの美学? は、その想像を超えた場面に居合わせる
事に有るかも知れません。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ シン・天体写真論 ? ☆1 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ 天体写真・ガイドライン(案) ☆1~2
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-08
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-15
・・の続きです。
そもそも、「 写真 」 の定義とは何か?
その他の「 画像 」と、どのように区分するのか?
過剰なデジタル処理 ※1 が普及し始めて、既に四半世紀
(25年)経過したにも関わらず、なかなか議論・提言等が
現れない状況が続きました。
そもそも、非現実的・非科学的な画像が、これ程まで
世の中に溢れたのか?
撮影者の深層心理から、分析するのが早道かも?
・・な感じです。
天体写真(画像)に関しても、2つに大別 ※2
されるでしょう。即ち、
・自然科学写真( 学術研究写真・記録写真 etc )
・エンタメ画像( コラージュ・合成写真画像 etc )
etc
学術研究写真においては、限りなく100%に近い純度、
即ち、自然科学的(物理的)再現性が必要です。
アマチュア天文家の記録写真も、それに近いものが必要です。
そこに恣意的な情報が混じると、やはり拙いと思われます。
即ち「コピペ」、AI etc の特殊画像処理です。
科学的根拠 ( Scientific evidence ) が明瞭か否か。
科学的再現性を、定量的に提示出来るか? etc
~ 撮影時間、その他物理的データ等。
これらが重要と考えます。
↑
鬼滅の刃、柱会議の有名なひとコマのコラです。
サイエンス派(煉獄さん) VS エンタメ派(宇髄さん)
どちらも正しい? が故に、やはり棲み分けが必要でしょう。
・自然科学 写真
・エンタメ 画像
そもそも、目的から違います。
自然科学(サイエンス)写真は、事実の記録が最優先です。
人の欲求は、基本介在しません。
エンタメ写真は、自己承認欲求の発現であり、
他人の賞賛 ≒ 自己満足、が最優先です。
更に、雑誌や営利ブログ等は、収入にも結びつけ
なければなりません。
地味な写真は、アクセス等にも大きく響きます。
「 写真 」 の定義とは何か? ☆★
即ち、物理的な再現性を志向したモノ、です。
不完全なRGB素子、1枚写真は、真からやや遠いとはいえ
それでも出来るだけ「 真 」 に近づけたいという意思は
尊重されるべきでしょう。
~ 自然現象の記録。
具体的には、fits. 1枚.file (無処理) が、最適と思われます。
月刊・星ナビ 2022.02、103p
・・において、以下の問題提起が為されています。
> ☆ 星景写真は「 カメラとレンズ、構図を変えない 」ことが
> 大前提です。その前提を守ったとしても、露出や撮影時刻
> の異なる複数のコマをレイヤーを分けて別処理するとコ
> ラージュに近くなり「 狭義の写真 」 からは遠さがります。
> (中略)
> そこで、「 狭義の写真 」の範疇で撮影されたものを「 星景
> 写真 」 露出(シャッター速度・ISO感度など )を変えた
> り、時間差のある複数の画像を合成するなどの 手法を用い
> たものを「 星景画像 」と定義してはどうかと考えました。
https://twitter.com/Hoshinavi
↑
ようやく、現在のカオス状態の天体写真(画像)コンテスト
の正常化? の道筋が見えてきた感じです。
そもそも、大多数の撮影者は、「 自然現象の記録 」など
眼中に無く、フォトコン主催者がカテゴリー別に
選考するのが、正しい道筋と思われます。
○ 観測・記録写真 部門
○ 自由画像処理 部門
キチンと「 区別 」する事が、未来の自然科学 etc
に対する、正しい道筋、責任と思われます。
※1
過剰なデジタル処理の代表、「 超解像処理 」
逆畳み込み積分等は、その逆算において、再現性は
低下します。即ち、擬模様等の発生です。
AI処理等の、作成者の思念に委ねるモノも同様です。
推定補間(スムージング)etc
1枚画像データの、本質的な解像度向上は困難です。
(備考) デジカメ Watch
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/354991.html
現状、一部の 短時間ライブスタック(加算平均)等の、
基礎的な解析処理のみが、物理的な再現性を有して
いると思われます。
(sharp cap 3.0 + fits . etc)
(備考)
〇日本天文学会 ・天文学辞典
https://astro-dic.jp/limiting-magnitude/
※2
>2つに大別
サイエンス部門、ファンタジー部門
ノンフィクション部門、フィクション部門
記録部門、自己表現部門
1発撮り写真部門、その他合成画像部門
・・いろいろな定義、区分が考えられます。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-08
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-05-15
・・の続きです。
そもそも、「 写真 」 の定義とは何か?
その他の「 画像 」と、どのように区分するのか?
過剰なデジタル処理 ※1 が普及し始めて、既に四半世紀
(25年)経過したにも関わらず、なかなか議論・提言等が
現れない状況が続きました。
そもそも、非現実的・非科学的な画像が、これ程まで
世の中に溢れたのか?
撮影者の深層心理から、分析するのが早道かも?
・・な感じです。
天体写真(画像)に関しても、2つに大別 ※2
されるでしょう。即ち、
・自然科学写真( 学術研究写真・記録写真 etc )
・エンタメ画像( コラージュ・合成写真画像 etc )
etc
学術研究写真においては、限りなく100%に近い純度、
即ち、自然科学的(物理的)再現性が必要です。
アマチュア天文家の記録写真も、それに近いものが必要です。
そこに恣意的な情報が混じると、やはり拙いと思われます。
即ち「コピペ」、AI etc の特殊画像処理です。
科学的根拠 ( Scientific evidence ) が明瞭か否か。
科学的再現性を、定量的に提示出来るか? etc
~ 撮影時間、その他物理的データ等。
これらが重要と考えます。
↑
鬼滅の刃、柱会議の有名なひとコマのコラです。
サイエンス派(煉獄さん) VS エンタメ派(宇髄さん)
どちらも正しい? が故に、やはり棲み分けが必要でしょう。
・自然科学 写真
・エンタメ 画像
そもそも、目的から違います。
自然科学(サイエンス)写真は、事実の記録が最優先です。
人の欲求は、基本介在しません。
エンタメ写真は、自己承認欲求の発現であり、
他人の賞賛 ≒ 自己満足、が最優先です。
更に、雑誌や営利ブログ等は、収入にも結びつけ
なければなりません。
地味な写真は、アクセス等にも大きく響きます。
「 写真 」 の定義とは何か? ☆★
即ち、物理的な再現性を志向したモノ、です。
不完全なRGB素子、1枚写真は、真からやや遠いとはいえ
それでも出来るだけ「 真 」 に近づけたいという意思は
尊重されるべきでしょう。
~ 自然現象の記録。
具体的には、fits. 1枚.file (無処理) が、最適と思われます。
月刊・星ナビ 2022.02、103p
・・において、以下の問題提起が為されています。
> ☆ 星景写真は「 カメラとレンズ、構図を変えない 」ことが
> 大前提です。その前提を守ったとしても、露出や撮影時刻
> の異なる複数のコマをレイヤーを分けて別処理するとコ
> ラージュに近くなり「 狭義の写真 」 からは遠さがります。
> (中略)
> そこで、「 狭義の写真 」の範疇で撮影されたものを「 星景
> 写真 」 露出(シャッター速度・ISO感度など )を変えた
> り、時間差のある複数の画像を合成するなどの 手法を用い
> たものを「 星景画像 」と定義してはどうかと考えました。
https://twitter.com/Hoshinavi
↑
ようやく、現在のカオス状態の天体写真(画像)コンテスト
の正常化? の道筋が見えてきた感じです。
そもそも、大多数の撮影者は、「 自然現象の記録 」など
眼中に無く、フォトコン主催者がカテゴリー別に
選考するのが、正しい道筋と思われます。
○ 観測・記録写真 部門
○ 自由画像処理 部門
キチンと「 区別 」する事が、未来の自然科学 etc
に対する、正しい道筋、責任と思われます。
※1
過剰なデジタル処理の代表、「 超解像処理 」
逆畳み込み積分等は、その逆算において、再現性は
低下します。即ち、擬模様等の発生です。
AI処理等の、作成者の思念に委ねるモノも同様です。
推定補間(スムージング)etc
1枚画像データの、本質的な解像度向上は困難です。
(備考) デジカメ Watch
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/354991.html
現状、一部の 短時間ライブスタック(加算平均)等の、
基礎的な解析処理のみが、物理的な再現性を有して
いると思われます。
(sharp cap 3.0 + fits . etc)
(備考)
〇日本天文学会 ・天文学辞典
https://astro-dic.jp/limiting-magnitude/
※2
>2つに大別
サイエンス部門、ファンタジー部門
ノンフィクション部門、フィクション部門
記録部門、自己表現部門
1発撮り写真部門、その他合成画像部門
・・いろいろな定義、区分が考えられます。
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
○ タカハシ・新カタログ 考察 ☆2 [天文宇宙・望遠鏡カメラ全般]
○ タカハシ・新カタログ 考察 ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-01-09
・・の続きです。
2021年(令和3年)10月
前版より、更に立派で分厚いカタログに刷新されました。
ページは、54ぺージ(表裏表紙含む)
初の袋綴じで、背表紙もあります。
記念すべき、表1ページ目のコピー
「 一生使える本当に良いものを 」
・・が見事です。
2~3p
今までほとんど公開されなかった、
貴重な工場内部の写真。
前版から、刷新されています。
4~7p
天体望遠鏡の世界へようこそ
天体望遠鏡の基礎知識
本カタログ上のデータの見かた
今まであまり説明されなかった基礎知識等が
詳細に解説されています。
前版から、刷新されています。
17p
TOA~TSA、大型鏡筒の比較等。
安全な持ち方が判ります(重要!)
23p
今回、初めて公開?
シーンに合わせた屈折望遠鏡の選び方。
使用目的毎の選択基準等が、詳細に記述されています。
~望遠鏡ラインナップの概念。
各鏡筒の長さ+太さが、一目瞭然で比較出来、便利です。
35p
FET-200
初公開?
球面収差図、スポットダイアグラム等が、公開されています。
公共天文台用望遠鏡の、最高級スペックが判ります。
その他全般に、光学データ、取扱い等の解説が増えて、
情報の質量共に、更に充実の感です。
もはや、カタログの域を超えて、市販・天文書の体裁です。
(無料です)
新しい 2022年版カタログ、楽しみです。
(参考)
(株)高橋製作所、公式
https://www.takahashijapan.com/
https://starbase.hatenablog.jp/entry/2021/04/01/121556
https://www.kaisyahakken.metro.tokyo.lg.jp/kigyou/takahashijapan/
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2022-01-09
・・の続きです。
2021年(令和3年)10月
前版より、更に立派で分厚いカタログに刷新されました。
ページは、54ぺージ(表裏表紙含む)
初の袋綴じで、背表紙もあります。
記念すべき、表1ページ目のコピー
「 一生使える本当に良いものを 」
・・が見事です。
2~3p
今までほとんど公開されなかった、
貴重な工場内部の写真。
前版から、刷新されています。
4~7p
天体望遠鏡の世界へようこそ
天体望遠鏡の基礎知識
本カタログ上のデータの見かた
今まであまり説明されなかった基礎知識等が
詳細に解説されています。
前版から、刷新されています。
17p
TOA~TSA、大型鏡筒の比較等。
安全な持ち方が判ります(重要!)
23p
今回、初めて公開?
シーンに合わせた屈折望遠鏡の選び方。
使用目的毎の選択基準等が、詳細に記述されています。
~望遠鏡ラインナップの概念。
各鏡筒の長さ+太さが、一目瞭然で比較出来、便利です。
35p
FET-200
初公開?
球面収差図、スポットダイアグラム等が、公開されています。
公共天文台用望遠鏡の、最高級スペックが判ります。
その他全般に、光学データ、取扱い等の解説が増えて、
情報の質量共に、更に充実の感です。
もはや、カタログの域を超えて、市販・天文書の体裁です。
(無料です)
新しい 2022年版カタログ、楽しみです。
(参考)
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