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〇 九州・大観望会(星宴)2022 ☆1 [星祭り・イベント等]

10月1日、17時~
天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催

熊本県阿蘇郡産山村、ファームビレッジ産山
http://farmv.ubuyama.com/tenmon/
https://www.ubuyama-v.jp/manabi_event/ubuyamatemmondai/oshirase_event/1291.html

天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数100人超。
同会場では、3回目の開催です。


IMGP8416ms.jpg


会場は、阿蘇外輪山の東側、広大な高原・牧場の中にある、美しい
自然公園風のキャンプ施設+ロッジ、貸別荘、天文台の複合施設です。

星空のレベルは高く、SQM平均値、21.5前後(極値、21.7 前後)

☆ 光害マップ (lightpollutionmap)
https://www.lightpollutionmap.info/#zoom=12&lat=3891729&lon=14606283&layers=B0FFFFFTFFFFF

メーカー等のブースも盛況でした。

・天文ハウス・TOMITA+、etc
・タカハシ
etc

夜は、実機(望遠鏡等)のデモもあり、最高機種 (TOA-130 DEMO etc)
の性能を体験出来ました。


IMGP8418ms.jpg


今回も、新型コロナ感染防止の為・・マスク着用+ の規制の中、
九州北部(福岡・佐賀長崎大分熊本)を中心に、西日本各地から
コアな天文ファンが集まりました。

望遠鏡(鏡筒)数、約 50台

・話題の電子観望デモ、会場各所でパワーUP
・話題のEVスコープ、2台体制
・大口径ドブソニアン、3台体制(MAX・66㎝!)
・タカハシTOA-130 DEMO最高機種!

その他、タカハシの古スコ、ダウエル?の古スコ etc

表マニアも裏マニアも、垂涎の大布陣でした。


seien-2022b.jpg


〇 九州・大観望会(星宴)特設サイト
https://www.astroshop-tomita.com/seien-basic
https://twitter.com/Tomita_Seien


〇 九州・大観望会 2021
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/archive/202111-1
〇 九州・大観望会 2019
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/archive/201910-1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/archive/201911-1


続く・・ (`・ω・´) 5週連続・掲載予定!

☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm
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○ 九州・大観望会(星宴)2021 ☆3 [星祭り・イベント等]

○ 九州・大観望会(星宴)2021 ☆2
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2021-11-06

・・の続きです。

☆★ 星宴(九州大観望会)2021 in 産山
https://www.astroshop-tomita.com/seien

11月4日、15時~
天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催

熊本県阿蘇郡産山村、ファームビレッジ産山
http://www.ubuyama-v.jp/tourism/meal/farm_village/

天候も恵まれ、盛況でした。参加人数100人位。

会場は、星マニアの方々 etc が、各自様々な機材等を
展開していました。

屈折王国? 九州らしい、屈折のオンパレード
特に今回は、小中口径(6~10㎝前後)が豊富に揃いました。

メーカーの多くは、タカハシ ☆★
古スコ~最新スコープ迄、様々に揃いました。


IMGP6263ms.jpg


先ず目立ったのは・・

6.5㎝D型、セミ・アポクロマート鏡筒。
焦点距離・1000㎜ の長尺、クラシック屈折望遠鏡の定番です。

高倍率域において、アポクロマート並みのシャープネスを
誇る、高性能鏡筒。

堅牢なD型架台は、EM-200レベルの強度がありそう?
存在感が凄いです。

三脚も、木製で風情があります。


IMGP6244ms.jpg


長尺な屈折望遠鏡、最新タイプは、FOA-60+エクステンダー。

特注赤道儀?に載り、優雅な趣きでした。
質感が高く、かつコンパクトな筐体は、遠くからも目立っていました。

高倍率域において、高い解像度を示していました。


IMGP6264ms.jpg


クラシック架台(P2赤道儀)+ FSQ-85.ED

新旧名機の組み合わせ+ハイブリット仕様。
高価な電子システムが凝縮された、会場イチの複雑な
最新撮像システム。

電子コードの数でも圧倒されました。


その他、新旧様々な、タカハシ鏡筒が並びました。
それぞれに工夫され、各オーナーの愛着ぶりを感じさせました。

良い望遠鏡は、一生モノです。


○ 九州大観望会 2021 in 産山。
(備考) 天文リフレクション youtube
https://www.youtube.com/watch?v=wQ0EPLBnIzs

続く・・ (`・ω・´)  4回連続予定!


(備考)

(公式 twitter)
https://twitter.com/astroshopTOMITA

春日・星の館
http://www.hoshinoyakata.com/

スタードームまどか
http://onojo-com.info/kita/effort/starrysky/



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○ 九州・大観望会(星宴)2021 ☆2 [星祭り・イベント等]

○ 九州・大観望会(星宴)2021 ☆1
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2021-11-05

・・の続きです。

☆★ 星宴(九州大観望会)2021 in 産山
https://www.astroshop-tomita.com/seien
11月4日、15時~

天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催

熊本県阿蘇郡産山村、ファームビレッジ産山
http://www.ubuyama-v.jp/tourism/meal/farm_village/

天候も恵まれ、盛況でした。参加人数100人位。


IMGP6249ms.jpg


会場は、星マニアの方々 etc が、各自様々な機材等を
展開していました。

屈折王国? 九州らしい、屈折のオンパレード
特に今回は、電子観望に絡み、小中口径(6~10㎝前後)が、
豊富に揃いました。


星宴(九州大観望会)2019 
では、電子観望ツール使用は、hajimechan を含めて
僅かなマニアのみでしたが・・

2021年は、一気に10倍増な感じでした。

また、CMOS素子サイズも、一気にM43~35フルサイズと、
ラージフォーマット +高性能化が著しい状況でした。

夜は、実機(望遠鏡等)のデモが各種あり、最新機種の性能を
体験出来ました。


電子観望用の架台は、Sky Watcher の経緯台の
使用が多く、短時間露光 xライブスタック の方程式?
が定番の様子です。

(参考) Sky Watcher
http://www.kyoei-tokyo.jp/html/page112.html

古いタイプの赤道儀の方も僅かに居られます。


IMGP6239ms.jpg


今回、特に目立ったのは、カメラ用・大口径望遠レンズ使用
電子観望システム。

上記写真、ニコン 300mmF2.8、望遠レンズ。
+M43ラージフォーマット

「 明るさは正義 」 ・・を体現する、豪華なシステム。

露光時間・累計1分程で、クリアーな星野を撮像されていました。
(1ショット4秒xライブスタック)


電子撮像の場合、F4以下の場合は、ノイズのダーク減算無し
でも、それなりの画質となりますが・・

F5以上は、ダーク減算無しでは厳しい感じです。


IMGP6245ms.jpg


反射系・電子観望システムも負けておらず・・

上記、17㎝? 特注カセグレン系鏡筒においては
35フルサイズ?の利を生かし、信じられない程のハイクオリティな
画像を量産されていました。

特に、M33銀河等、眩暈がするほどのハイクオリティでした。


(備考) k-astec 公式
http://k-astec.cocolog-nifty.com/main/2021/11/post-47b1f1.html

天文リフレクション youtube
https://www.youtube.com/watch?v=wQ0EPLBnIzs

1分40秒前後


また、ノートパソコンのモニターは、光沢タイプの方が
より艶やかな質感です。

今回の会場は、明るいランプが会場各所にあった為に、
モニターも明るめに調整されていました。
(ガチな観測地では、遮光対策が必要でしょう・・)


続く・・ (`・ω・´)   3 回 連続予定!


(備考)

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○ 九州・大観望会(星宴)2021 ☆1 [星祭り・イベント等]

☆★ 星宴(九州大観望会)2021 in 産山
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11月4日、15時~

天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催

熊本県阿蘇郡産山村、ファームビレッジ産山
http://www.ubuyama-v.jp/tourism/meal/farm_village/

天候も恵まれ、盛況でした。参加人数100人位。


IMGP6230m.jpg


会場は、阿蘇外輪山の東側、広大な高原・牧場の中にある、美しい
自然公園風のキャンプ施設+ロッジ、貸別荘、天文台の複合施設です。

星空のレベルは高く、SQM平均値、21.5前後(極値、21.8前後)

https://www.lightpollutionmap.info/#zoom=12&lat=3891729&lon=14606283&layers=B0FFFFFTFFFFF


九州・大観望会(星宴)2021 

今回は、新型コロナ感染防止の為・・

マスク着用参加+ 屋外イベント時間短縮、屋内イベント中止と
様々な規制が入りましたが、九州北部(福岡・佐賀長崎大分熊本)
を中心に、西日本各地からコアな天文ファンが集まりました。


IMGP6280m.jpg


今回の目玉?は

・産山天文台、メイン望遠鏡、40㎝へ 
・話題の電子観望デモ、会場各所でパワーUP
・話題のEVスコープ、2台体制

その他、タカハシの古スコ、対空双眼鏡 etc

マニア垂涎の布陣でした。


○ うぶやま天文台
http://farmv.ubuyama.com/tenmon/


____________________________________________________________________


IMGP6297m.jpg


夜になると、満天の星空が広がりました。
西天には、夏の銀河(大三角)も見えています。

木星・土星も、会場正面に見えており、人気の対象でした。

会場には赤いランプが多数設置され、足元が判りやすい環境。
幻想的な雰囲気でした。


IMGP6298m.jpg


今回、一番人気?は、2台のEVスコープ

簡単な操作で、通常の眼視観望よりも、約4等級暗い対象も
楽々導入されていました。

「アイピースで覗く電子観望」的な趣きです。

特に、EVスコープ2(新しい方)は、星像もリアルでシャープ。
NGC-891等の淡い銀河も、充分に楽しめました。


今、一番アツい?、電子観望も、会場のあちこちでデモが
行われており、僅かな露光時間で浮び上がる鮮やかな星雲等を
沢山のギャラリーが楽しんでいました。


会場の端の方では、星空浴~背もたれ椅子を設置して、
満天の星空浴を楽しむ方も居られました。

・・様々に、星空を楽しめるひとときでした。


続く・・ (`・ω・´) 3 回 連続予定!


(備考)

(公式 twitter、ブログ)
https://twitter.com/astroshopTOMITA
https://y-tomita.blog.so-net.ne.jp/

春日・星の館
http://www.hoshinoyakata.com/

スタードームまどか
http://onojo-com.info/kita/effort/starrysky/


上記写真、画像処理は特になし
pentax-K10D、24㎜F2.8 開放


☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm

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○ 佐賀武雄・天文祭13th ~2021 ☆1 [星祭り・イベント等]

2021fesbanner50p.jpg


伝統の星まつり・・

佐賀県立・宇宙科学館(ゆめぎんが)、第13回 天文祭 2021

10月16日(土)開催されました。
https://www.yumeginga.jp/330_observatory/observatory_starfes2021.html

協力:
「スターパーティ in 白木峰」実行委員会、
星の文化館・天文クラブ ティコ、 etc


天空を1廻り超え、13回連続の開催です!

今年は、残念ながら天気に恵まず、夜の大観望会は中止、
夕方、プラネタリウム+天文工作 のみ。

来年の好天が期待されます。


(備考) 第12回 天文祭 2020
https://hajimechan01.blog.ss-blog.jp/2020-09-05


なお、スターパーティ in 白木峰
http://welovestarparty.g3.xrea.com/

今年の秋は、11月6日(土)

・・となります。好天に期待!


続く・・ (`・ω・´)

☆ 星の便利帳
http://hajimechan01.secret.jp/hosi.htm

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○ 佐賀県立・宇宙科学館、天文祭 2020 ☆2 [星祭り・イベント等]

IMGP3060ms.jpg


伝統の星まつり・・

佐賀県立・宇宙科学館(ゆめぎんが)、第12回 天文祭 2020

8月29日(土)開催されました。
https://www.yumeginga.jp/330_observatory/observatory_starfes2020.html

協力:
「スターパーティ in 白木峰」実行委員会、
星の文化館天文クラブ ティコ、ふくおか天文クラブ 星ミンネ 他



大・観望会、スタート20時前には、大布陣が展開しました。
(面子の濃さ、機材の個性で言えば、日本一かも?)

・自作、30cm高精度ニュートン
・自作、9~13cm(TOA)双眼望遠鏡(至高の眼視体験!)
・自作、8cm新型アクロマート

・高精度ミューロン・システム
 
その他、自作品&既製品がズラリでした。


IMGP4758ms.jpg


主砲格は、やはり自作、30cm高精度ニュートン。

望遠鏡を超えて、工芸品レベルの美しさです。

高精度の鏡面+高精度追尾システムで、快適な観望が可能です。
300倍オーバーでもシャープな結像です。

今年は、日本メーカーのビデオカメラによる、動画観望にも挑戦
されていました。


IMGP4783ms.jpg


天体写真マニア的に、一番注目されていたのは・・

タカハシ・ミューロン210+高精度・電子観望、撮影システム
オーナーの方は、天文雑誌フォトコン入選でトップ級?の御大。
(フォトコンは、μ250 等を使用)

今後も大活躍が期待されます。

木星は、約240倍にて、フェストーンや衛星の影がリアルな描写でした。



自身の電子観望システムは、2台体制で、木星の衛星画像等を
表示する事が出来ました。

1/30 秒更新、リアルタイムの木星画像は、
とても躍動感がありました。

今年の、佐賀県立・宇宙科学館、天文祭は、新型コロナの影響で、
プチ祭りでしたが、来年は通常の祭りに戻ると良いですね。



続く・・ (`・ω・´)

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http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm




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○ 佐賀県立・宇宙科学館、天文祭 2020 ☆1 [星祭り・イベント等]

2020-tenmonsai.jpg



伝統の星まつり・・

佐賀県立・宇宙科学館(ゆめぎんが)、第12回 天文祭 2020

8月29日(土)開催されました。
https://www.yumeginga.jp/330_observatory/observatory_starfes2020.html

協力:
「スターパーティ in 白木峰」実行委員会、
星の文化館天文クラブ ティコ、ふくおか天文クラブ 星ミンネ 他



記念すべき、第1回・天文祭 2009も、8月29日(土)でした。
とうとう、天空を1廻り? 12回連続の開催です!

今年は、天気に恵まれて、月・木星・土星 etc が美しく眺められました。 
(準大接近の火星は、低空であまり見られず)
気流(seeing) 5-6/10 前後。

約15台の特製・望遠鏡等、沢山並び、壮観でした。
スタッフ20名+、お客さま120名+ で賑わいました。



今年は、新型コロナの影響で、大観望会+プラネタリウムのみ。

場所は、第二駐車場 (科学館正面) での開催でした。
(路面が安定しており、好評でした)



IMGP4766ms.jpg



大・観望会、スタート20時前には、大布陣が展開しました。

(面子の濃さ、機材の個性で言えば、日本一の星祭りかも?)

・自作、30cm高精度ニュートン
・自作、9~13cm(TOA)双眼望遠鏡(至高の眼視体験!)
・自作、8cm新型アクロマート

・高精度ミューロン・システム
 
その他、自作品&既製品がズラリでした。



続く・・ (`・ω・´)

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http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm

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○ 星宴・2019-SP2、九州とタカハシの深い関係? [星祭り・イベント等]

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☆★ 星宴 2019 inうぶやま(熊本) 九州大観望会
https://y-tomita.blog.ss-blog.jp/2019-10-08-1

天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催
天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数 200人位。


タカハシ・ブース
スタッフの方は2名、九州での星祭り参加は初めてとの事。

タカハシのデモ望遠鏡は、新発売で注目の、FC-100 DZ。μ-180の2機種
赤道儀は、双方共にEM-11でした。

夜の観望タイムでは、FC-100 DZ が大活躍。
沢山のギャラリーを楽しませていました。月+土星 etc
TOE使用、300倍前後の高倍率でも、シャープネスが落ちません。

メイン会場の15cmアポクロマート群(400倍前後)と比較しても、
それ程の差は無い感じでした。

(備考) タカハシ FC-100 DZ
http://www.takahashijapan.com/ct-news/news_topics/news_19VII09_fc-100dz.html


さて表題の、九州とタカハシの深い関係?

時代は、1980年代前半に遡ります。
1980年時点において、天体写真派マニアの関心は「 短焦点反射 」 でした。

フローライト・ED使用の望遠レンズが、希少かつ高価な時代
星雲星団・彗星等(星野)撮影は、比較的低コストの、純ニュートン短焦点反射
(F4~6 前後)を使うのが、スタンダードの時代でした。

一方、ハイ・アマチュアの一部は、より高度でF値の明るい、シュミットカメラ
を使用し、使いこなせたユーザーは、素晴らしい作品を手にしていました。


タカハシの、反射系・写真鏡筒(アストロカメラ)の開発において・・
シュミットカメラの開発を手がける為に、1981年、熊本の光学研究家、
宮本幸男氏、を尋ねた事が記録されています。

当時、シュミットカメラ設計製作の、第一人者であった宮本氏。

タカハシの光学設計者、秦氏は3日程、熊本に滞在し、シュミットカメラの
設計情報等を得たとの事です。


____________________________________________________________________



tak-intara-s.jpg


以下、天文ガイド・インタラクティブ 2号(1995)の記載です。

(原文ママ)

1980年に入りアストロカメラの開発は小休止状態。その間、
フローライト FC-100 を皮切りに屈折F:8シリーズ、そしてそれ
に付随するF:6レデューサを矢つぎばやに出したが、このレ
デューサの考えが、後のε型アストロカメラにつながる発端
になるとは、このころは夢にも思わなかった。

 ともかく新しいアストロカメラ光学系の開発がむずかしい
なら、すでに性能評価の定着しているシュミットカメラを作る
という手段があるのではないか、ということで計画はシュミット
への方向転換をはかることになった。ただ、当社ではそれまで
シュミットを手掛けたことはない。4次球面の補正板製作につ
いては、およその見当での手探り状況になりかねない。適当な
文献もなかったので取りあえず開発調査のため、以前からシュ
ミットの研究で知られ、製作についても豊富な理論と経験をお
持ちである熊本市の宮本幸男氏にお会いし、実地にお話をうか
がってみようということになった。事前に連絡を入れると氏は
快く承諾され、早速熊本に向かったのが 1981年5月16日であっ
た。研磨機や測定器やらがところ狭しと並べられた氏のご自宅
を訪問すると、初対面であったにもかかわらず親しく膝を交
え、くわしく製作について教えをいただき感謝であった。さ
らに熊本市内や阿蘇周辺をご案内くださり、シュミット調査に
来たのか観光に来たのかわからないような3日間であった。

ちょうどその時、氏は熊本県民天文台の設立にその主軸になって
忙しく奔走されていた時期であった。そして、それから丸1年
後の1982年にめでたく天文台は完成され、奇しくも1年前の訪
問と同じ5月16日の開所式の折に再び熊本を訪問できたのも深
い縁を感じた。その際、宮本氏からシュミットはまだですかと
問われた。たぶん、氏にとっても気にかかっておられたのだろ
う。熊本天文台は見事に完成されたが、しかし当方のシュミッ
トは諸般の事情から未だ計画段階のまま著しい進展もなく、明
暗分かれた再開となったことが心苦しかった。


____________________________________________________________________



その後、1984年 (ハレー彗星回帰の2年前)

イプシロン・シリーズの販売が開始。当時は、ハイ・アマチュアに
多く使用され、新しい小惑星の発見等において、大きな役目を果たしました。

デジタル時代になり、リッチー・クレチアン反射等に押されがちですが
ε-180 ED 等は、現在も発売されており、各所で活躍中です。
また、セレストロン・RASA等の新設計アストロカメラ(F2)も出現。
反射系・アストロカメラ市場は、かなりの活況となっています。

さて来年以降、どのようなトレンドになるのでしょうか?


続く・・ (`・ω・´)   (次回、? )

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○ 星宴・2019-SP1、ニコンSW vs ペンタXW [星祭り・イベント等]

IMGP4029s.jpg


☆★ 星宴 2019 inうぶやま 九州大観望会
https://astro-shop-tomita.wixsite.com/seien2019
https://y-tomita.blog.ss-blog.jp/2019-10-08
https://y-tomita.blog.ss-blog.jp/2019-10-08-1

各社ブースでは、様々な製品が展示されていました。



ペンタックス(リコー)ブースでは、XWアイピース全品(5.7.10.14.20mm)
揃っており、14/20mm を貸して頂きました。

○ ペンタックス、75mm SDHF+ XW アイピース
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/telescope/normal/75sdhf-xw/

XW アイピースは、ペンタックスSDHF 等の望遠鏡の特性に適合するように
設計されている様子です。

ペンタックス望遠鏡の特徴は、鏡筒内にフラットナーが装着されていて
湾曲収差が小さいことにあります。



通常の対物レンズは、湾曲収差(像面湾曲)があります。

フラットナー対応のアイピースを、非フラットナー光学系で使用する場合は
湾曲収差量がそのまま上乗せされる事になります。

通常の非フラットナー光学系で、周辺まで星像を点にする為には、
湾曲収差を補正する設計のアイピースが必要です。

ニコン-17.5 SW 等 (テレビュー・ナグラー等も)天体用アイピースは、
その湾曲収差を強引に補正、即ち像面を歪曲させて、周辺星像を点にします。

反面、歪曲収差(凸の樽型、or 凹の糸巻き型)が発生します。



○ 80/ 640 mm 自作・新型アクロマート装着、簡単インプレッション

今回は、自作研磨、新型8cmアクロマート+広角・中焦点アイピースの
テストも行いました。

右奥のメーカーブースでは、各社アイピース(国産+中華)が揃えられており、
比較テストを10本以上行いました。ニコン-17.5 SW のライバルと目される、
ペンタックス-XW 14/20との比較も出来ました。



○ ペンタックス-XW 14/20mm

像面はフラット、気持ちが良い、70度視野。
透明感が高い。風景が素晴らしい。ややソフトな星像。

星像は、視野周辺で肥大(ピンポイント範囲、約 50度)

○ ニコン-17.5mm SW

像面は歪曲(凸の樽型)が目立つ、やや狭い65度 視野。

星像は、65度全面ピンポイント、シャープな星像。



ペンタックス-XW 14/20mm、非フラットナー光学系ですので、
星空は、視野周辺部がやや厳しい感じです。

汎用・眼視用フラットナーの開発が望まれます。(既にある?)

ニコン-17.5mm SW は、実測視野が狭く(カタログ値は72度)
歪曲がかなり目立ちます。昼の風景はやや厳しいです。

星の粒立ち、コントラストや輝きは素晴らしいです。

天体観望・専用アイピースの感です。


IMGP3942s.jpg

(追伸)

星宴 2019 inうぶやま 九州大観望会

PENTAX ブースには、垂涎のフルサイズ・K-1 が
鎮座しており、いろいろ触らせて頂きました。

コンパクトかつ、荘厳な佇まいでした。



続く・・ (`・ω・´)   (次回、九州とタカハシの深い関係? )

☆ 星の便利帳
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm



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○ 九州大観望会 ☆ 5(天文台 +会場 etc) [星祭り・イベント等]

IMGP3966ms.jpg


☆★ 星宴 2019 inうぶやま 九州大観望会
https://astro-shop-tomita.wixsite.com/seien2019
https://y-tomita.blog.ss-blog.jp/2019-10-08
https://y-tomita.blog.ss-blog.jp/2019-10-08-1

10月5日、16時~

天文ハウス・TOMITA(トミタ)主催

熊本県阿蘇郡産山村、ファームビレッジ産山
http://www.ubuyama-v.jp/tourism/meal/farm_village/

天候もまあまあ恵まれ、盛況でした。参加人数 200人位。

会場は、阿蘇外輪山の東側、広大な高原・牧場の中にある、美しい
自然公園風のキャンプ施設+ロッジ、貸別荘、天文台の複合施設です。



うぶやま天文台は、2016年に完成。

完成直後、熊本地震もありましたが、現在はフル稼働です。
(産山村自体も、震度7近い強震となり、大変だったそうです。)

3M位の小さなドームに、タカハシ TSA-120、ε250、豪華2本立てです。

赤道儀は別メーカー?の様子です。ドーム内部は、写真・ポスター等で、
賑やかに飾られていました。

星宴 2019 当日も、月・土星 etc の眼視観望で活躍していました。

○ うぶやま天文台
http://farmv.ubuyama.com/tenmon/



うぶやま天文台は、芝生の公園の南端にあり、南天を中心にほぼ 360度を
展望出来る位置にあります。

大観望会では、ドームの周りに、高性能望遠鏡(アポクロマート屈折)が集合、
写真だけでも、左から

・Astro-Physics、StarFire EDF-155
・Founder optics (北軽)、FOT-104
・APM、LZOS 130/780
・タカハシ、FC-100 DL

マニアックな高級機が揃いました。

アイピースも、各オーナー、レア物を沢山披露して下さいました。


IMGP3988ms.jpg


月・土星等は、流行の広角アイピースではなく、旧来のオルソ
(アッべ、プルースル、3枚玉・ケー二ッヒ等)が良好です。クラベ等の
レジェンド・アイピースも活躍していました。

(バブルの頃、私もクラベを3本程所有していました・・買い戻そうかな?)

最新設計の、タカハシTOEシリーズも、良好なシャープネスです。

(備考) タカハシ TOE アイピース
http://www.takahashijapan.com/ct-news/news_topics/newst_170605_toe.html

タカハシの旧アッべ・オルソは、現在も所有していますが、これも
そこそこのシャープな結像を見せています。



☆ 星宴 2019 inうぶやま 九州大観望会

夜の観望会、賑やかに続く中、オトナ?の天文講座も楽しめました。

第1弾、天文リフレクションズ編集長「五感と五欲で星空を楽しむ方法」
http://reflexions.jp/tenref/navi/enjoy/howto/10293/

哲学的、或いは宗教的?な視点からの、天文ライフの楽しみ方。
「怠惰」は人生の最大の隠し味、が一番共感できました・・

(楽々な星見 ☆ 生活が、良いですね!)

その後も、ビクセン成澤氏、TOMITA・J氏の天文講座、交流会等
が続いた様子です・・



4年ぶりの復活!! 九州大観望会は、本当に楽しめました。

来年、2020年も、同じファームビレッジ産山での開催が良いですね。
九州のほぼ真ん中、九州中の天文ファンが集まるイベントになると楽しそうです。

天文ハウス・TOMITA、及び関係スタッフの皆様方。
本当にお疲れさま & ありがとうございました。



「星宴2019 in うぶやま~復活!!九州大観望会~」に 天文ファン集う!
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10894_seien2019

星ナビ・12月号でも、記事になるとの事。注目です!



続く・・ (`・ω・´) (次回、?)

☆ 星の便利帳
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm



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